2021年02月01日 配信

この人に聞きました!

三橋商店 店主 大田 孝さん

 年末の買い出し客で昨年末もにぎわいを見せた船橋市場。今回ご紹介するのは、水産棟で、お正月の準備に欠かせない数の子やイクラ、タラコなどを販売し、年末も多くの人が立ち寄っていた「三橋商店」さんです。

「良い品を安く!」の精神で

 船橋市場内、水産棟のちょうど中央部分にあたる3号通路、駐車場からも見える場所にある「三橋商店」。現在の店主は、船橋市場内で働くこと50年以上となる大田孝さん。市場の開設当初から市場に入る水産仲卸業で勤務してきた。そんななか10年ほど前に同店で店主として勤めることとなり、現在に至る。

 「もう72歳だけど、こうして動いていられるのは、ずっと仕事しているおかげじゃないかな」と大田さん。確かな目利きと、長年の経験から得た知識が豊富な大田さんを慕い、付き合いの長いプロ(業者)の買い付けも多い。「でも私が店にいるとね、一般のお客さんは怖がって逃げちゃうんだよ」と大田さんは笑う。しかし決してそんなことはなく、 「うちで扱っているのは塩干(えんかん)品。昔はね、塩につけることで長期保存してきたんだよ」とちょっとした買い物でもコミュニケーションを大切にする。従業員は「やっぱり社長の人柄がいいんですよ」と打ち明ける。

 数の子などは季節ものとなるが、通年扱っているのが「鮭」。まるまる一匹を約5千円で購入でき、要望に応じて切り身にもしてもらえる。さらにそれを発砲スチロールに詰め、地方発送にも応じるなど、消費者の細かなニーズにも対応している。


▲冷凍保存の鮭も同店での人気商品のひとつ。大田さんが華麗に切り身にもしてくれる

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード