コラム
新型コロナの先にあるもの
夜10時、人がほとんどいない本町・スクランブル交差点
地域でなるべくお金を回してみましょう
新型コロナウイルス感染症で大きな混乱を生じている船橋の経済。政府の自粛要請によって、人の動きが制限され、必要最低限度の消費だけを余儀なくされる「小さな経済」を私たちは今まさに体験しています。
商業都市として発展してきた船橋でもっとも大きな影響を受けているのは、飲食業界ではないかと思います。特に、夜間の営業を主体にする宴会場、居酒屋、、BAR、ナイトクラブなどの事業での冷え込みは尋常ではないと感じています。「3密」を避けるため、人の集まりは制限されました。
夜の盛り場から灯が消え、県内有数の繁華街でも人の流れはまばらになりました。飲食業が営業自粛することで食品流通も変わりました。
市場をはじめとする卸・仲卸のいわゆる問屋業も消費が冷え込み、その影響は生産者にも及びます。この記事を書いている令和2年4月11日現在では、政府の粗利補償、飲食店の休業補償(政府・県ともに)、給料が減った労働者への給付なども詳細は決まっていない状態です。
政府や行政に全てを委ねるのはもう終わりにしませんか?
私たちはどの様にしてこの事態を生き延びるのか?
ここで私は、消費を地域に集中させる方法を取れないかと考えています。私たちの消費、外食や日々の買い物、家電購入などの消費も、車の購入も…。
例えば、本。通販で購入するのではなく、なるべく地域の書店に足を運んで購入をしてみませんか? 珈琲の豆も通信販売や大手量販店ではなく、地域の個人店での購入に切り替えてみませんか?
なるべく地域に本社(所在地)を構えるお店に消費を集中させることで、地域の商店を守り、雇用を守り、地域へ消費を集中させることで小さな経済を速いスピードでたくさん回す方法で自主的に経済を回してみたいのです。
地域で消費されたお金はそのまま地域の商店に回っていきます。そのお金は次の商店に…。皆さんの意識がなるべく地域に、地元企業へと向いてくれれば64万人近い人口を抱える船橋の購買力はものすごい力になります。
仮に400万円の収入がある世帯が28万世帯とします。ローンなどを除いて、半分の200万円が可処分所得だとして、この購買力は5000億円にも及びます。
たった1年、皆さんが地域に意識を集中させて自分たちの足元、子どもたちを育てる地域社会に目を向けてくださるだけで、船橋の街はすぐに元気を取り戻すことができると、私たちMyFuna編集部では考えています。

株式会社myふなばし
代表取締役 山﨑健太朗
Twitter(@ MyFunabashi)
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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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