2020年12月04日 配信

各専門分野で船橋の街づくりにおける第一線で活躍されているみなさんに、船橋の街づくりにおいてどのように関わっていらっしゃるのか、直撃インタビュー!今回は、長引く新型コロナウイルス感染症への対策をしつつ、生き残りをかけてさまざまな対策を講じている、船橋市内ではお馴染みの船橋新京成バスの代表にお話を伺いました。

船橋新京成バス 代表取締役社長 足原 潤一さん

   

船橋新京成バスの取り組み
・365日地域のお客さまのため、ダイヤ通りの運行をしていく
・会社の存続のためにできる対策を地道に模索
・実践していく
・船橋市地域公共交通活性化協議会に参加し、交通不便地域の解消を目指す

船橋新京成バスは創立17年


市内を走る見慣れたカラーリング の船橋新京成バス

MF●成り立ちなどを教えてください

足原さん●船橋新京成バス株式会社は千葉県船橋市、鎌ケ谷市、習志野市などを営業エリアに持つバス事業者です。新京成電鉄が行っていたバス事業を譲り受け、2003年4月に設立、10月に営業を開始しました。現在従業員は321人、うちドライバーが268人です。わたしは7代目の代表になります。

MF●営業エリアはどこですか?

足原さん●船橋駅北口、津田沼駅、北習志野駅、鎌ケ谷大仏駅の4駅を主ターミナルとした船橋市北西部になります。バスは約160台を有し、市内20路線あります。

MF●メインは路線バスですか?

足原さん●そうです。路線バスが主体です。もちろん企業や学校の送迎など貸切バス(契約輸送など)なども担っています。

安定したダイヤの提供と会社存続への模索

MF●現在の取り組みを教えてください。

足原さん●新型コロナウイルス感染症のために起きた緊急事態宣言中も、休業要請が出されることはなく、安定したダイヤの提供をしました。

 しかし、予想通り、乗車人数は激減し、売り上げは落ち込みました。会社として生き残りをかけて必死であるというのが現状です。

 会社が存続できなければバスを走らせることができないわけですから、多くの人が交通機関としてバスを必要としている中、安定したダイヤを提供するためにも、生き残る必要があります。

 ダイヤの拡充、採算の取れないダイヤの減便など、試行錯誤が続きます。そして、そこには公共的な補助をいただき、存続へのサポートをお願いしたい部分でもあります。

交通不便地域の解消を目指す 市地域公共交通活性化協議会

MF●船橋市地域公共交通活性化協議会に参加されていますね?

足原さん●中村取締役営業部長が同協議会の副会長です。船橋市は交通機関が充実していますが、それでも交通不便地域があり、バスでカバーできる部分を担っています。弊社では、二和向台駅と八木が谷をつなぐ路線や丸山地域に路線を新設しました。

MF●模索をされている中、問題点などもあるのでしょうか? 

足原さん●コロナ禍で自家用車への依存がますます高まり、渋滞が以前より増えているのも事実です。船橋駅北口の地下駐車場への道は、今かなり渋滞を生んでいます。そのためバスも渋滞にはまってしまい困っています。

MF●そうですね、あの渋滞は市民としても何らかの対策をしてもらいたい部分ですね。

足原さん●行政が関与する部分ですので、なんとか渋滞を生まないよう対策をお願いしたいです。

MF●厳しい現状と存続へ向けての対策がよくわりました。最後に市民へメッセージをお願いします。

足原さん●車内は感染対策を施していますので、多くの方にバスに乗っていただければと思っています。

MF●本日はありがとうございました。


新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、運転席付近はビニールシートで覆っている


運行当初の、不便地域を走るバス。現在、このデザインのバスは運行していない


貸し切りバスには、抗ウイルス抗菌のキノシールドコーティングを施している

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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