地域の人の居場所づくりを
大人も子どもも集える場
パンは天然石窯で焼かれたもの、平飼い卵を使った卵液をパンにじっくりしみこませた「チョコバナナフレンチトースト」(780円)。 手軽に食べられるトースト類は、「ピザトースト」「ラピュタトースト」「ハニーチーズトースト」など種類豊富にそろう
ららぽーとTOKYO-BAYの北側、浜町商店街の中に大人も子どもも集える和やかなカフェがある。それが「ハレカフェ」。
同店の店主・牛垣雅志さん(54)は、以前は神奈川県庁の職員で建設関係に携わっていた。「地域の誰もが集える場を作りたい」と50歳で退職。店の場所は、牛垣さんの息子が通っていた宮本中学区内で探していたところ、浜町商店街の「喫茶五番街」で営業できることになり、4年前、同所で喫茶店を始めた。「こども食堂」「認知症カフェ」も行い、いつの間にか放課後に子どもたちが集まって宿題をする場所にもなり、「誰でも集まれる地域交流の場所」になっていった。
その後、昨年7月、現在の店舗へと移転し「ハレカフェ」として再出発。一級建築士の資格を持つ牛垣さんは、自らも内装を手掛けた。
メニューにはシニア層にもなじみのある「ナポリタン」(910円)をはじめ、大人も子どももファンが多い「フレンチトースト」などもそろえる。ていねいに作られた味はもちろんだが、牛垣さんの温かい笑顔と明るい店の雰囲気に、訪れた人がお腹だけでなく、心も満たされる場となっている。
マスター 牛垣雅志さん
上:子ども食堂開催日にはたくさんのボランティアが集まる。現在はお弁当を配布提供する。
下:店内右側は子どもたちが自習できるようになっている。ゆっくりしたい大人は左側のスペースへ
住/船橋市浜町1-6-5-120
TEL/090-6714-4200
営/10:30~18:00
休/日~火曜
P/なし
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