2019年01月23日 配信

専門職の強みを生かして陳列にもこだわる新しい市場へ

この人に聞きました!
海苔の丸清 田中清仁さん

 現在3代目の田中清仁さんが営む海苔の丸清(まるせい)。家庭用や業務用、贈答や仏事用など用途に合わせた海苔を用意する。店内の一角にはお休み処の雰囲気がある赤い傘と竹かごが設けられ、陳列も「市場っぽくない」と言われることが多いという。

「段ボールが雑然と並べられていたこれまでの市場の時代ではなく、海外のマルシェのように陳列の工夫や、清潔さも意識した市場がこれからの時代は必要」と話す。衛生面にも力を入れており、海苔の加工場と販売場所は完全にガラス戸で仕切られ、加工場では土足厳禁で徹底的に消毒もしており、安心して買い物ができるよう心がけている。

「市場は専門店の集まりなので、各店のスタッフはその商品に関して熟知しています。商品に関するアドバイスや質問などに答えることができるのが市場の強み」と市場の価値を話す。また同店では10年以上前からいち早くレジ袋の有料化を実施。「レジ袋のマイクロプラスチックは分解されないため、海洋の汚染問題に大きく関係しています。海苔や昆布の生息場所である海を守るためにも、市場で働く者としては環境保全に積極的に取り組むことが指名だと思うし、こういった情報を広く発信していくことも市場の務めだと思います」と田中さん。

「たくさんの方に市場に来てもらえるよう努力し続けたい」と意欲的に話す。

 

 

 

 

 

 

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