2018年01月01日 配信

ajijiman1801-1

 

魚介類のパエリア(2人前~)。生ハムの台は、本場スペインの台を真似て店主が手づくりしたものを使用

30年続くスペイン料理店
「魚介類のパエリア」は地元食材を使用

 船橋駅南口から徒歩5分、路地裏のビル2階にあるスペイン料理店「タベルナカディス」。長崎県出身の店主・西村実美さん(62)は、近くの港で海外から来航する船を見て海外にあこがれるようになり、
高校卒業後、単身で世界中を旅して世界各国の食文化に触れたという。帰国後は地元の卓袱(しっぽく)料理店で修業し、その後上京。「一番楽しくて料理がおいしかった国」と感じたスペインの料理を学ぶことを決め、青山のスペイン料理店で経験を積み重ねた。1986年には、知人から「船橋には市場もあるし、スペイン料理店もないのでやってみないか」と誘われ、現在の店舗をオープンした。
 約25坪の店内にはテーブル席38席を用意。店名はスペインの思い出の地「カディス」と、スペイン語で食堂という意味をもつ「タベルナ」にちなんで名付けた。店内は西村さんの手作りの装飾品などで飾られ、来店者の目を楽しませる。
 料理のベースとなるソースにもこだわりをもつ。いかすみソースは一般的には香辛料で臭みを消すことが多いが、同店では香辛料は一切使用せず、野菜で臭みを消したオリジナルのイカスミソース。魚
ベースのソースは、長年付き合いのある市内の寿司屋のアラを使用、トマトソースはじっくり炒めた玉ねぎや野菜を加えて作っている。また、「食材はなるべく地元のものを使いたい」と、船橋市場から新鮮な魚介類を仕入れている。ボリューム満点ランチセット(750円~)はメインを肉または魚から選び、スープ、サラダ、コーヒーが付き、ディナータイムでは「魚介類のパエリア」(1620円)や「マッシュルームのセゴビア風」(864円)、イベリア産生ハム(1620円)などを用意。
 ワインはスペインのものを中心に用意し、自家製サングリアやカクテルなど一通りをそろえる。スペインのハーブティー「マンサニージャハチミツ入りカモミールティ」も。
 毎年1回は渡西し、今年は生ハム工場やワイン工場を訪れ実際に試食し、納得できるものを直接工場から取り寄せている。「本場の味をたくさんの人に知ってもらいたい」と西村さん。

ajijiman1801-5
店長/新開 直行さん

スペイン料理 タベルナ・カディス
住/船橋市本町4-4-7船橋NTビル1階
TEL/047-425-1972
営/11時30分~14時(火〜土)、
17時~22時30分
休/日曜定休(隔週)
駐/なし

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード