2018年04月22日 配信

千葉県税理士会 船橋支部 支部長 佐藤 純一 氏

千葉県税理士会には14の支部があり、そのひとつに船橋支部がある。主
にどのような役割を持ち、活動をしている組織なのだろうか。

昨年4月から2年の任期で支部長を務める佐藤純一さんに、これまで
の活動について、さらに今後の展望についてうかがった。

千葉県税理士会船橋支部について教えてください

 今年4月に35周年を迎えた組織です。それまでは市川支部と船橋支部が一緒でした。税務署の管轄に合わせて支部があるので、
35年前の4月に船橋市に税務署ができたことで、船橋支部も独立しました。県下では松戸支部に次ぐ規模です。
 税理士は税理士会に入会する義務があります。現在個人334人、法人17人の入会があり、平均年齢は59歳です。税務署の管轄に税理士会は倣う形で組織されます。船橋税務署の管轄は船橋市のみなので、船橋支部の管轄も同様に、船橋市のみとなります。

具体的にどのような活動をされていますか

税理士会では市民の皆様に対する税務相談を行ったり、小学校、中学校、高校に対して「租税教室」を実施するなど地域貢献活動に
積極的に力を入れています。事業主以外の個人の方は、相続に関することや土地の譲渡に関することなどの相談が多いです。相続税申告は個々の事務所が直接受任するので、年間の相談件数は把握していませんが、船橋税務署への相続税申告は年間400件くらいあります。もちろん船橋税務署以外への相続税申告についてもご相談いただけます。
 地域社会への貢献活動として、毎週水曜日に市役所で実施している「税の無料相談」、毎月第三木曜日に商工会議所で実施している「専門相談応じ隊」、船橋支部で実施している「税務支援センター」は毎月第二火曜日、第二木曜日、「相続支援センター」は毎月第三木曜日に開催、確定申告時期には市役所やフェイス、公民館などでも無料税務相談を行っています。
 税制は毎年改正されますので、市民の皆様のご相談に対応するには日々の情報収集が不可欠です。そのため、年間36時間以上の研修受講が義務付けられており、支部では随時研修を行っています。
 支部長は2年の任期ですが、任期中に従来より更に「租税教室」を市内の小中高校に広めたいと思っています。税を考えることは国を考えることにつながります。「租税教室」を体験し税金の集め方、税金の使い方を考える機会になれば素晴らしいことではないでしょうか。船橋支部では昨年「租税教育推進部」を立ち上げ、1年目は「租税教室」の開催数を増やすことに重点を置きました。2年目は授業の質の向上を目指し、より良い「租税教室」にしていきたいと考えています。

今年度船橋支部35周年ということで、どのような思いがありますか?

 私自身は今年税理士会に登録して25年になります。当時と比べると税制はとても複雑になっています。税制は毎年変わりますので、ご自分だけで判断しないで無料相談を上手に活用していただきたいと思います。当時に比べて今では頻繁に、市内各所で税の無料相談を実施しています。無料相談は通常1人30分程度なので、解決できない場合には、最寄の税理士事務所に個別依頼していただければと思います。税金に関しての相談事は、ぜひ活用していただきたいですね。

佐藤 純一 氏
・昭和41年生まれ
佐倉市出身
・平成5年
税理士登録
・平成6年
船橋市高根台で開業
・平成26年
税理士法人フロイデ設立
・平成27年
習志野市奏の杜に支店開設
・平成29年
千葉県税理士会船橋支部
支部長就任

 

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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