2016年12月26日 配信

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昭和22年に発足し、現在3500社の加入がある「船橋商工会議所」。創立70周年の節目を迎え、どのような活動を目指しているのだろうか?

船橋機械金属工業協同組合 理事長を務め、2016 年11 月の改選で同会議所の会頭に就任した板谷直正さんに、目標や活動内容などについて伺った。

船橋商工会議所は平成29年で創立70周年ですね

まだ具体的に何をするのかは決まっていませんが、グランドホテルで式典を行ったり、音楽のイベントなどを行ったりしたいと思っています。
基本的に町村ですと「商工会」ですが、市になると「商工会議所」になります。平成29年船橋商工会議所は70周年、県内でも古い歴史を持つ会議所です。千葉県内はここ数年の市町村合併などで21の商工会議所があり、千葉商工会議所内に千葉県商工会議所連合会がありますが、その上に関東ブロック、さらにその上に日本商工会議所があります。

会頭の任期3年間で何を目指しますか?

中小企業の活性化を目的として、船橋市では平成28年から37年までの10年間の計画「船橋市商工業戦略プラン」を掲げ、商工会議所と船橋市が連携して対策しています。戦略プランの目的は商工業が持続的な発展のために、事業者が主体的に他の事業者・団体と連携し、事業の拡大を図るなど、行動力をつけることです。短期(2年以内)、中期(5年以内)、長期(10年以内)として、見直しをしながら進めていきます。まずは市内での連携から、次に広域的な連携へと発展させ、これからこのロードマップで推進していきます。昨年、共同ビジネスマッチング推進室を立ち上げ、現在2人のコーディネーターと共に進めています。
10年後の船橋を見据え、市民力と産業力によって「オンリーワンシティ船橋」を実現するための戦略プランなのです。

戦略プランや中小企業の活性化について教えてください

「商業」は「おもてなしで人を惹きつける魅力あふれる商都」と戦略目標を掲げ、「工業」は「創造と連携で未来を切り拓くものづくり」と戦略目標を掲げ、「商工共通」としては「持続可能な産業基盤とネットワーク(連携)の形成」を戦略目標に、商工業に農業・漁業・観光産業が連携し、更に発展していくことを目指します。商工会議所は「会員企業の発展」「地域の発展」「日本の発展」を深め課題解決に挑戦していきます。
また、中小企業を活性化するためにその基本方針として、「産業の競争力強化と地域振興」「政策提言と要望活動の積極的展開」「次世代に向けた新技術と新産業の創出」を掲げ、「街の魅力とにぎわいの向上を目指す」ことに取り組んでいきます。
商工会議所では「ふなばしセレクション」で中小企業の商品や製品などをクローズアップすることでバックアップしていますが、中小企業は助け合ってそれぞれを補い合うことも大切だと考えています。工業で作った製品を商業で販売するなどの連携をし、中小企業は大企業の販路を使わせてもらうことで大企業との連携も図り、海外との連携も間にNPOが入りつないでいく。
そういった連携を目指しています。

船橋でゆかりの地はどこですか

 「船橋大神宮」です。正月には必ず参拝し、安全祈願と商売繁盛をお願いしています。

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板谷 直正(いたや なおまさ)氏
・昭和9年 新潟生まれ
・昭和27年 新潟県立柏崎工業 高等学校機械科卒業
      株式会社東京製作所 入社
・昭和32年
      協和工業株式会社入社
・昭和58年
      協和工業株式会社 代表取締役社長
・平成13年 船橋商工会議所 副会頭
・平成14年 協和工業株式会社 代表取締役会長
      船橋機械金属工業協同組合 理事長
・平成26年 秋の勲章旭日双光章受章
・平成28年11月 現職

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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