2017年05月25日 配信

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昭和38年10月に発足した船橋市青少年相談員連絡協議会は、どのような活動をしている組織なのだろうか?

普段は東京でIT関連の仕事をしている、2 人子を持つ父親で同会会長の柴田知博さんに、同協議会の活動内容や活動意義、協議会の役割について伺った。

船橋市青少年相談員連絡協議会について教えてください

青少年相談員制度は、千葉県青少年相談員設置要綱と船橋市青少年設置要綱の制定で始まった制度で、船橋の場合は町会・自治会などの地域からの推薦により千葉県知事と船橋市長から委嘱され活動している制度ボランティアです。青少年キャンプやスポーツ大会などの企画、運営をしています。 
相談員が子どもたちに寄り添い、その成長に関わることで、子どもたちが健全に育ち、未来の船橋市を支える人材に育ってもらえればと思っています。子どもたちを地域で見守り育てることの手伝いをしています。
会長以外にも理事、広報や文化研修など各委員会の委員長20数名で、毎月第2火曜日に市役所で役員会を開催しています。

相談員について、またその活動内容について教えてください

相談員の任期は一期3年になり、船橋の場合は委嘱時に22歳から48歳までという年齢制限があります。現在、定員の270名で活動しています。
市内を北部、東部、南部、西部、中部の5ブロックに分け、さらに公民館単位で組織し、文化祭や子どもまつりなど地域密着の自立した活動をしています。ブロックごとに夏休みにはキャンプやサマースクール、冬休みにはウィンタースポーツの会を開催し、市の「つどい大会」として、公民館でのスポーツ雪合戦などのイベント、船橋市少年少女交歓大会などにも参加しています。
市内小中学校の児童・生徒が対象の2泊3日の青少年キャンプも毎年夏休みに開催しているイベントです。定員108人にたくさんの応募があります。開催地を県外にするなどあえて地元から離れた場所にし、すぐには家に帰れない環境に身を置き、甘えを捨て自立を促します。二泊三日のキャンプを実施するのは、浦安市、習志野市、八千代市、市川市、船橋市の5市で構成する葛南地区の中では船橋市だけです。キャンプを終えた子どもたちの表情は、逞しさを備えた表情になります。保護者から御礼状をいただいたこともあります。常に子どもたちの変化に気を付け、子どもへの声掛けを積極的にしています。
相談員になれば大人同士のコミュニティで情報や意見の交換ができます。お金には代えられない経験をさせてもらっていると思っています。

船橋市での思い出の地はどこでしょうか?

毎年何度も利用させていただいている「船橋市青少年キャンプ場」です。ブロックのキャンプや親睦会でも使っています。
5ブロックでの各行事にも、わずかな時間でも都合が付けば顔を出して、相談員や子どもたちと交流するよう心がけています。

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柴田 知博(しばた ともひろ)氏
昭和42年 長野県で生まれる
平成5年 山梨大学大学院工学研究科修士課程修了
平成元年 クボタに就職を機に船橋市へ
平成19年 青少年相談員
平成25年 青少年相談員副会長就任
平成27年 青少年相談員会長就任

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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