2017年05月31日 配信

オレンジガーデンには4年前まで市の委託で、高齢者介護の相談受け入れ窓口として新高根・芝山地区の「在宅介護支援センター」が設置されていたが、同地区に地域包括支援センターが設置されることになり廃止となった。後継として「地域連携室」を立ち上げ、現在針生さんたちケアマネジャー3人で周辺地域に向け事業を展開している。
ケアマネジャー(以下ケアマネ)とは正式名称が「介護支援専門員」で、主な仕事は介護相談やケアプランの作成、要介護認定の書類作成代行などになる。
要介護認定を受けるとケアマネを探す必要があるが、どんなケアマネを選べばよいのかわからない場合がほとんど。ケアマネも得意分野に多少の違いがあるので、専門家によるケアマネ探しが必要になってくる。
同室ではほかにも、介護セミナーの開催、シルバーリハビリ体操、ミニデイサービスやふれあいサロンなどでの介護予防啓発を主な活動としている。
介護セミナーは、家族が認知症になっった場合の対応、介護保険サービスを導入するまでの流れなどを、スタッフによる寸劇なども交えて紹介。芝山、新高根、西習志野エリアには、マグネットで冷蔵庫などに貼れる「介護110番カード」を配布。
平成27年から市が推進してスタートしたのがシルバーリハビリ体操。地域では会場の確保が難しいので、オレンジガーデンを会場として平成28年から初級指導士の方々と協力して行っている。
シルバーリハビリ体操初級指導士の資格は市内在住・在勤で健康に興味があれば誰でも取得できる。オレンジガーデンのシルバーリハビリ体操教室でも地域の同資格を持つ指導士が担当している。
参加者は毎回30人程度だが、同体操は介護予防にもなり、60代後半から80代前半の人が参加、回を重ねるごとに参加者が増えている。
「地域の中で、必要としている人に必要としている情報や場の提供ができればと思っています」と針生さんは話す。

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【取材協力】
オレンジガーデン
地域連携室 相談員 針生将寛さん
TEL/047-461-0038

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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