2017年12月05日 配信

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 飯山満駅駅前広場から北に数分行くと、倶くりから利伽羅竜王を祀るお堂があります。樹木に覆われた静かな一角にあるホッとする場所です。境内の入口に倶利伽羅不動と彫られた道標や庚申塔が並んで立っています。植物の種類も多く、船橋名木10選の樹高19.5mのエノキが特に目を引きます。

 ヒガンバナが咲く頃は格別の趣きを醸しだしています。不動の前は谷になって池があり、かつてここに小滝がありました。それは「滝台」という地名が伝えています。谷頭からの湧水が滝のように流れていたのでしょうか。その湧水が前原川の源流とされています。 開発が進む船橋では昔からあった石像などが各地で失われていますが、かろうじて残っているものもあります。七林線から飯山満小学校に通じる道に面した畑(飯山満幼稚園近く)に、如意輪観音の石仏や数基の墓石がぽつんと残されています。ここに住んでいた人々の生活の痕跡です。路傍に残った石像に出会え、昔を偲むことができるのも、街歩きの楽しみといえます。

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