2017年05月25日 配信

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福寺の赤門

ゆるぎ地蔵堂から切通坂を通って台地に上がり、周辺を歩いてみましょう。ゆるやかな切り通しの坂道を上りきると、空がぱあーと開けます。
注意して歩かないと見過ごしてしまいそうな小さな石仏が立っています。今から268年前に造られた古い馬頭観音像です。その先で道は二又に分かれます。右に行くと、飯山満では珍しくなった茅葺きの農家が、左に進むと、民家の垣根越しに枝を伸ばしている巨木が見えてきます。
茅葺の家を維持しておられる家人が、屋根を葺く茅と茅葺き職人が居なくなったとこぼしておられたことを思い出しました。この農家の裏にある小さな祠は「船橋の民話」*(注)に登場する祠です。また、民家にある巨木は幹回り533cmのモチノキで、株だちしている木ですが、垣根の向こうの庭にありますので隙間からそっと覗くに止めておいてください。その先に真言宗豊山派のお寺、東福寺の赤い門が見えてきます。
12月31日の晩、除夜の鐘をつくことができるお寺です。
*(注)樹海書林刊「船橋の民話」(村上昭三著)

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茅葺きの農家

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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