2017年03月17日 配信

201704_konnakaisya

建築士と大工を自社社員で抱え人に寄り添う家づくりを続ける

体にやさしい無垢の木を使い手作業にこだわって家をつくる

農家の多い高根町で木造の事務所を構える「持井工務店」は、90年以上前から地域の家々の施工や手入れを担ってきた。
大正13年ごろ、高根町にあった大工本家の次男・持井兼吉さんが現住所に分家し移り住み、当初は農家と大工を兼業していた。その後、昭和43年に2代目・健一さんと3代目・貞城さんが工務店専業に切り替え、昭和53年には社内に一級建築士を抱えることで、建築設計と施工を一社で引き受ける体勢を整えた。
「マニュアル化が進む現代では木工事をする人を『大工』と呼ぶことが増えましたが、私たちの大工は違います。自社社員として雇って育て、昔のように修行を積み、木のこと、建築のことを知り尽くした職人たちです」と話すのは、昨年末、4代目代表に就任した大輔さん。
同社では同じ担当者が契約から設計、木材の準備から現場作業にも携わり、受け渡し後の定期点検までを行うことで住み手に寄り添った家づくりに力を入れている。生産性よりも、あえて職人たちの手作業にこだわったきめ細やかな仕事ぶりが特長だ。「さらに受注を近郊に絞ることでアフターケアをしっかりし、百年以上の長い年月、大切に住み継いでいただける住まいを提供しています」とも。
使う木材にもこだわり、住み手が毎日より気持ちよく住めるようにと、防腐材などが塗布されていない上質な無垢の木のみを使用。そんな木の香りが漂う「木の家」を体感してもらいたいと一般向けに「現場見学会」を月1回開催している。
また、顧客や関連業者を一堂に介して餅つき大会を開催するなど、昔から大切にされている地域との結びつきや人とのつながりを大切にする姿勢も受け継いでいる。

株式会社持井工務店

代表/持井 大輔 
従業員/24人(大工12人、外構2人)
住所/船橋市高根町1488
電話/047-439-1678

201704_konnakaisya01

201704_konnakaisya02

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード