2019年12月26日 配信


この人に聞きました!
松傳
代表取締役 小林祐司さん

船橋市場で3代続く腕を買われた店主が営むマグロの仲卸専門店

 店主の小林祐司さんは同店3代目店主。1代目と2代目は親子関係にあったが、小林さんは血縁関係にはなく、その素質を見込まれての後継者となった。実家が湊町にあることから、幼いころから港の雰囲気には慣れ親しんでいたという。そして市場内で働くようになり、3年前から同店の店主として、弟の誠吾さんとスタッフ1人の3人で経営している。

 マグロの仕入れは豊洲市場まで毎日行き、競りに参加しているという。本マグロ(黒マグロ)、インドマグロ(南マグロ)、メバチマグロ、キハダマグロ、など種類が多いが、小林さんは「マグロのおいしさは種類ではない。その単体によるところが大きいから目利きが大事になる」と話す。

 仕入れた魚は、市内や東京都をメインとした県外の寿司屋や居酒屋などへ。配達もしているという。回転寿司ができてから個人の寿司店は減る一方なので、小林さんは「船橋市場には広い駐車場があるのだから、観光バスが入れるようにして、道の駅のようにたくさんの人が寄って行けるような場所にしたい。そうやってかつての活気を取り戻したい」と、船橋市場にシーズンに関わらず、人がもっと集って来るような場所にしたいと話す。

 小林さんは4年間、子どもの学校のPTA会長も務めていた。今でもそのつながりがあり、会合などで顔を合わせるという。地域で暮らしていくことの醍醐味を感じつつ、地域の発展にも尽力している。

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