2020年01月28日 配信
たべる
この人に聞きました!
中台肉店
店主 中台恵子さん
船橋市場と共に肉の仲卸店を営み50年秘伝の味も守り抜く
船橋市場は昨年開設50周年を迎えた。同市場開設と同時に営業を始めた中台肉店も、同じく開設50周年になる。店頭販売に、主に船橋市内と市川市内の居酒屋に肉を卸す仲卸業。
店主・中台恵子さんの夫・恵二さんが亡くなってから今年の5月で2年になるという。3代目だった恵二さんの遺志を受け継ぎ、現在は恵子さんが娘と従業員1人の3人体制で店を経営している。
前日夕方に配達された肉塊は、店内に備える大きな冷蔵庫にまず入れる。翌朝5時には店を開け、肉塊をスライスやミンチに加工を始める。扱う肉は豚肉、鶏肉、牛肉。
豚肉は茨城県の業者から仕入れ、関東近郊のSPF豚のみの扱いにこだわる。SPF豚とはSpecific(特定の)Pathogen(病原体)Free(無い)の略で、「あらかじめ指定された病原体を持っていない豚」という意味。
鶏肉は宮崎産を扱い、牛肉は問屋が扱うものを仕入れるため特定の産地はなく、栃木県、岡山県、鹿児島県など国内各地の牛肉を仕入れている。
店頭で販売する自家製の「焼き豚」は50年の歴史を持ち、当時からの調合でタレを追加しながら続けている。
店は午前10時には閉め、配達に出るという。「業者も減り、個人経営の飲食店も減り、市場に来る一般客も減っています。だからこそ、そのお客さまを大事にしていきたいですね」と中台さんは微笑む。
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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