2018年11月01日 配信
障害と高齢の福祉を考える  

 セコメディック病院は、豊富・坪井地区や新高根・芝山、高根台の地域包括支援センターと連携を図りながら、2016年から「セコメいきいき健幸作り教室」を開催している。
 これまで年4回、「歩行年齢」「筋力測定」などの「運動機能の評価」と、「記憶力」「注意力」などの「脳機能の評価」をマンツーマンで対応し、オプションで血管年齢の測定、骨密度の測定などを取り入れ機能をチェックし、受講者に納得いくデータや今後の体操の進め方などのアドバイスをしている。地域包括支援センターは主に近隣への周知活動をメインに協力。
 というのも、急速に進む高齢化により、団塊の世代が75歳以上になる2025年を目途に、高齢者の自立支援、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最後まで続けられるようにという「地域包括ケアシステム」構築の観点から、同院は、病院として医療を提供すること以外にできることを模索してきた。

 地域の高齢者からは、体操教室などを開催しているところはあるが、それによってどの程度機能の回復や維持、促進があったかなどをチェックしてくれる場がないという声が届いたという。リハビリテーション部の坂本さんは「シルバーリハビリ体操など、高齢者の健康づくりに役立つ活動は市内各地で盛んだが、身体の状態をチェックしてくれる場所がなかった。同院でその部分の役割を果たせるのではないかと思った」と話す。地域ケア会議などでもこういった取り組みを報告し、地域として考えていくスタンスを取っている。
 昨今では遠方からの参加も多く、早い段階で定員を満たしてしまうのが悩みどころのようだ。需要の多さに対し、現状の年4回の開催が限界だという。マンツーマンでの対応になること、参加費無料という病院としてはボランティアでの開催になること、場所もロビーを一時的に使用していることなどから、病院側でも通常の業務に差し支えない範囲での取り組みになる。この取り組みを見学に、他病院からも来院があったが、実践に移せているところの話はまだ聞かないという。
 坂本さんは「このような地道な活動を継続し、市や医療・介護と有機的な関係を築いていくことが、地域包括ケアシステムの構築には必要と思う」と、今後の展望を話す。

 

 

 

 

 

 

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