2018年06月20日 配信

 皆さま、こんにちは。先々月から介護保険報酬改定、また介護人材確保について記載させて頂きました。今月は、今回の報酬改定で打ち出されたテーマについて述べさせていただければと思います。

 今回の介護保険報酬改定でケアマネジャーは報酬単価がほんの少しだけ上がりました。ケアマネジャーの自己負担導入やケアマネジャー不要論が出ている中でほんの少しでも上がったと介護屋 宮﨑 代表取締役社長宮﨑 直樹いうことは、私もケアマネジャーとして働いておりますので、救いだったのかと思います。

 しかし、今回ケアマネジャーに関しては、報酬の改定だけではなく、普段の業務の中で、行わないといけないことが増えました。それが、医療と介護の連携強化です。利用者が入院した際に病院と連携を図った場合に取得できる入院時情報連携加算や、在宅への退院に向けて、入院中に退院前のカンファレンスに参加したり、病院へ出向いて情報を収集したうえで退院した場合に取得できる退院・退所加算も変更になりました。国としては、入院や退院にあたっては、しっかりと病院と連携をし、退院前に在宅生活に戻った際の支援をしっかりとした計画を立ててくださいとのメッセージが含まれていると考えます。

 それらに付随し、ケアマネジャーが利用者と契約を結ぶ際には、「入院した時は必ず病院にケアマネジャーの名前と連絡先を伝えるようにしてください」と説明することが義務付けられました。この説明を契約時に行わなかった場合には、ケアマネジャーの報酬が減額となります。また、利用者の状態の変化など問題が生じた際には主治医等へその状態を報告し、改善に向けた取り組みを行うこと。さらには、主治医などにもケアマネジャーが作成する介護の計画書(ケアプラン)を交付することも決まりました。

 ここからは、私見となりますが、今回改正となった内容は今までもケアマネジャーは行っていることが多々あったかと思います。そこに対して評価をしていただけたのは嬉しく思います。ただ、国として実際にできていないケアマネジャーもいるから今回の改正で突っ込んできたのではないかと考えます。

 要介護人口が600万人を超えた今、介護サービスを必要とする利用者と介護サービスとの橋渡し的な存在として、ますますその重要性が高まっているのがケアマネジャーであり、ケアマネジャー次第で介護生活が大きく変わると考えます。そのため、ケアマネジャーを選ぶのは非常に大事になると思います。ケアマネジャーを選ぶ権利や変える権利は皆さんにあります。来月は、良いケアマネジャーを探すコツについて紹介していきたいと思います。

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