2020年01月07日 配信

 今回からは、西船橋にゆかりの童謡の話になります。

 「♪しずかな しずかな 里の秋 おせどに木の実の 落ちる夜は♪」の歌を口ずさんだことはないでしょうか?

 現在の西船橋駅周辺に葛飾尋常小学校があった昭和16年頃のことです。童謡「里の秋」は、葛飾小学校教諭の童謡詩人、斎藤信夫さんが作詩しました。穏やかで、やさしく、詩作が好きな先生でした。当時は、春日神社のある春日山の南面に「葛飾田圃」が広がっていました。

 1940(昭和15)年11月に結婚した斎藤さんは、4年生の担任でした。その翌月に太平洋戦争へ突入。「ニイタカヤマ ノボレ1208」の暗号は船橋行田の無線送信所から送信されています。

 1941(昭和16)年12月21日に満天の星空を見上げ、故郷の成東町を偲んで、高ぶる思いで慰問文形式の詩「星月夜」が書き上げられました。これが改題され「里の秋」になりました。斉藤先生は教え子たちに「日本は勝つ」と語りました。しかし…。

 童謡「里の秋」物語(2)に続きます。

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