2019年10月28日 配信

 北総線小室駅より歩き、北側から集落に入りますと、右側の光明寺を入った所に、記念碑があります。明治8年に「小野田小学」が開校、光明寺境内に校舎があったそうです。

 その時の先生が旧佐倉藩の「松村直江」さん(当時 24 歳)で、 開校時より 37 年間訓導を勤め られ、この記念碑は、昭和 31 年、松村先生の 33 回忌の年に建立さ れました。碑の裏側に建立者の名前と地区が彫られており、小野田近辺の広い地区に影響していたことがわかります。

 また、安房神社の南西に豊富小学校、小野田分校がありました。明治 33 年に開校した豊富 尋常高等小学校は遠く、小野田村の生徒の通学が大変でした。明治 41 年に豊富尋常高等小学 校に古和釡分校、神保新田地区に又新(ゆうしん)分校、小野田分校の3つができました。

 分校跡は耕地整理が行われ当時の面影はありませんが、教育熱心な地区であったことがわかります。自然豊かな里山風景と歴史文化の感じる集落、小野田を一度訪れてみてはいかがでしょうか?

 次月はエリアが変わり、「西船橋駅の今昔」を訪ねてです。


地域の教育に尽力した松村直江先生の記念碑


自然豊かな里山には梨が実る

(文/ふなばし街歩きネットワーク 野田 博)

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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