プロテニスプレーヤー 美濃越 舞 さん
生まれも育ちも船橋の舞さんは、家族がテニスをしていたこともあり八栄小学校1年生の時にテニスを始めた。当時のテニスコーチが初めて舞さんを見たとき「この子は天才だ」と思ったほどのテニス勘の良い子どもだったという。始めた当初は遊びだったのが小学3年生でテニス大会に出場するようになると「勝ちたい」と思うようになった。そして高学年になった頃、3才上の姉が話す関東大会や全国大会のことを聞いているうちに向上心が生まれ、その後の活躍につながっていく。
船橋中学校に進むが中学の部活は軟式テニスなので部活には所属せず、柏市のテニスクラブに所属し活動を続けていた。そして日本テニス協会のナショナルチームのメンバーにも選出され、千葉県と関東のジュニア大会は免除、全国ジュニア大会に出場(シングルス準優勝、ダブルス優勝)し活躍した。ITFジュニアというプロのジュニア版にも出場、オーストラリア、インドネシア、韓国など海外遠征も経験。当時指導を受けていたコーチがプロの選手も担当していたこともあり、プロの世界の話しを聞き「将来の夢」「プロになる道もある」と意識し始めたという。
その後、秀明八千代高校に進学しインターハイと全日本ジュニアに出場し、好成績(シングルス準優勝、ダブルス優勝)を収めた。
高校卒業後テニス協会に申請し、夢であったプロテニスプレーヤーとしてスタート。
現在、1年の半分を世界ツアー、残りの日々は日本ツアーに参加している。海外ツアーは飛行機のチケットからホテルまで自身で手配しながら世界を転戦、一番の苦労は「移動時間と時差」だという。魅力については「プレーの奥深さはもちろんですが、世界各国でさまざまな人や文化に触れられること」と話す。
「今シーズンは最低の成績だったので、来シーズンは1試合1試合を大切に集中して頑張ります」と新たな気持ちで挑むと気合いを入れる。最終目標のグランドスラムでの活躍に向け、夢は広がる。
2017年かしわ国際オープン優勝時に親子で
2019年全日本テニス選手権(撮影/北沢勇)
プロフィール
1992年船橋市生まれ
2005年船橋市立八栄小学校卒業
2008年船橋市立船橋中学校卒業
2011年秀明八千代高校卒業
2017年プロ転向かしわ国際オープン、シングルス優勝ITF武漢、ダブルス優勝
2018年安藤証券所属契約。
2019年全日本テニス選手権大会、シングルス出場
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