おかげさまで2011年度の「ホームステイ〜アフリカからのお客さんプロジェクト〜」が無事に終了しました。
日本とアフリカのアーティストがホームステイし一緒に作品を作る様子を公開することで特に立地がよいわけでもない丘の上に佇む民家を「異文化交流」の場として少しだけひらいていく試みでした。普通の一般住宅を使わせて頂くわけですから、その家のご家族と真摯に向き合うことを一番に心がけました。また12月に“アフリカからのお客さん”タイエ・イダハルを迎えるにあたって、異なる他者同士が居合わせる空気を作るべく、国内外のアーティスト、障がいを持った方、人類学者など様々なゲストによるトークや音楽ライブを行なっていただきました。とても遠くに、もしくは、ほんの身近に潜む「異文化」の存在に気付き、それらとの関係性について考える豊かな時間になりました。また、隣近所の方々との交流のかたちにも小さな小さな変化が見られたようです。今後も「家」と「異文化交流」の組み合わせから様々な可能性を探っていきたいと思っています。