2014年08月04日 配信

ども、演出です。

オイラの演出の最大の特徴は「早いテンポ」だと思っています。

前半なんかは特に早いです。

高速餅つきのように掛け合いをしていきます。

まだ実力が伴っていないので、ただ「早い」と感じてしまう事もありますが、「心地よい早いテンポ」が表現できれば、オイラのやりたい芝居に1歩近付きます。

それは、

本当に間を取りたいシーン

を活かす為です。

オイラは全部を全部、「間を縮めろ」と言っている訳ではありません。

間を取るべき所は取りますが、でも、普段から余計な間を取る芝居をしていると、そういうシーンで間を取っても効果的ではないのです。

前半の明るい(笑い)シーンで、一つ一つ間を取る意味がありません。

おそらく、正確には、「間」を取っている訳じゃないんですよね。

相手の台詞が終わり、次が自分の番だと確認してる時間なんだと思います。

相手の台詞が終わり、止まった。

じゃあ自分の番だ。

息を吸う

台詞を言う。

工程は多いですが、実際には0.3秒くらいの話です。

ただ、

この0.3秒がいらない。

この0.3秒が連続すると、もう掛け合いになってないんですよね。

「間を取っているわけじゃない確認の時間」

これがオイラは嫌なんです。

そんな事全編でしてたら役に没頭出来ないでしょ。

でも、ジェットコースターのように次から次へと台詞が流れていけば、お客様は「次」が気になります。

次が気になれば、お客様は「集中」して観てくれます。

そういう視点で芝居を作ることは、とても大切なことだと思っています。

だからこそ、十夢では、台詞を完璧に覚える事が重要なんです。

さて、

少し前までトラブっていた「地球はチーム」ですが、今はかなり良い感じになってきました。

台詞が入ってきたという事もありますし、同じ目線になってきたという事もあります。

今後は、「見せ合う練習」をしていきたいと思います。

しんちゃんとゆきなちゃんのシーンを2人は「見せる」。

そして、他の人達はそれを「見る」。

たか君としゅうちゃんのシーンを2人は「見せる」。

そして、他の人達はそれを「見る」。

ゆきちゃんとゆかちゃんとさきちゃんのシーンを3人は「見せる」。

そして、他の人達はそれを「見る」。

舞台に立って練習する時間と同じように、「見る時間」も大切にしてもらえると嬉しいです。

そして、オイラが「見上げれば」や「文化祭」の演出に行かなければならない時に、見ていた人達でちゃんと駄目出しをし合って欲しいです。

7人で1本の芝居を作るんです。

より良い芝居を作る為に、

「見ている側」の仲間は、駄目出しをする勇気を持って欲しいです。

そして、

「駄目出しをされた役者」は、謙虚な気持ちでそれを受け止めて欲しいです。

ただ、この時の駄目出しが、オイラの演出と違っていたら問題です。

だからこそ、「見る時」にちゃんと集中して見ていて欲しいのです。

んで、見上げればの方はここに来て少々停滞ムードです。

おそらく台詞覚えをサボっているんでしょう。

まだ完璧じゃないのに「内情」とか考え始め、そちらに時間を割いているのかもしれません。

「内情(サブテキスト)」も勿論、大切です。

でも、台詞が完璧じゃないのに内情だけに時間を割くのはよろしくありません。

台詞覚え + 内情を考える

今の段階では6:4くらいの割合でしょうか。

1幕、2幕合わせて、どこのシーンをいつやっても大丈夫と、自分自身が思えるくらい自信を持てるようになったら2:8くらいの割合にしてもいいですけど。

でも、素人劇団ならこの割合が限界ですね。

台詞覚え1に対して内情を考える9の割合で時間を割くことはオススメできません。

どんな時だろうと2割は台詞覚えに時間を割いて欲しいと思います。

素人劇団だからこそ、最低限の責任は全うしたいです。

そして、

だからこそ、

オイラは言えるのです。

本番はミスっても良い、と。

ド忘れは仕方ない。

事故みたいなもんです。

どんなに気を付けてても起きる時は起きます。

毎回練習の時に「必ず」台詞が出ていたにも関わらず、本番だけド忘れして台詞が出なかった・・・。

これを責めるのは演出失格だと思っています。

そして何より、役者自身に、自分を責めさせたくありません。

打ち上げは、どんな事が起こったとしても笑顔にさせてあげたいんです。

と、すれば、「やりきった」モノが無いとミスを自分で許せないんですよね。

練習から中途半端で、本番もそこそこの出来で満足するほど十夢は緩くありません。

それは、演出もそうですし、役者自身もそうです。

十夢は、そういう劇団じゃありません。

「練習ではミスを恐れ舞台に立つ、本番はミスを恐れず舞台に立つ」

ミスを恐れるから自宅で自分の時間を削り練習して来るんです。

そして、その積み重ねが自信となり、ミスを恐れずに本番を迎えることが出来るんです。

冒頭でも書きましたが、オイラの演出はかなりギリギリで芝居をしていきます。

相手の台詞が終わったのを確認して台詞を言っていけば、心に余裕が出来るのでミスをする可能性は極めて低いです。

感情をコントロールして抑えれば、冷静に動くことが出来ます。

そういう保険を打たないのが十夢の芝居です。

だから、拙い演技力ですが、お客様が最後まで見てくれるんです。

十夢の役者に演出から、一つキーワードが出来ましたね。

「保険を打たないのが十夢の芝居」

どうか、肝に銘じてください。

文化祭チームもそろそろ集中的に練習しなくてはなりません。

この間、しずちゃんと並んで帰る時がありました。

「あんまりメンバーが揃わないので練習出来ないんです」と不安げに言っていました。

「台詞覚えは進んでる?」と聞くと、「一人では言えるんですけど、台本を離して掛け合いが出来るかはやってみないと分かりません。」と答えてくれました。

全くの未経験で入団し、入団してから2ヶ月の役者の言う台詞じゃありません・・・。

これは、練習に来ても舞台に立てない日が多いにも関わらず、ちゃんと毎回練習に来て、そして、何より、オイラ(演出)の言葉を集中して聞いてくれている証拠です。

こういう所なんです。

こういう所で、信用ってうまれるんですよね。

「本当に芝居がやりたくて入ったんだな。」って思います。

そうすると、当然、オイラはしずちゃんに対して責任が生じます。

彼女にも、「十夢に入って良かった」って思って欲しいな、と思います。

ただ、オイラは「お客様からの反応」こそが、役者にとって何よりのご馳走だと思っているので、「反応」を頂けるようになってもらう為には、悪魔になりますけどね。

そう、心で思っていたら、しずちゃんから言われました。

「だから早く、演出から厳しく指導して欲しいです。」

ちょっと顔を赤らめながら、ニッコリと笑って。

えぇ。

そりゃもう、

ウズウズしましたよ?

オイラの中の

Sが。

さてさて、

十夢は優羽さんからのご紹介で東京の劇団さんのお手伝いをする事になりました。

照明です。

この場をお借りして少々宣伝を(笑)

A´company Presents 8月特別公演

徒然なるままに
〜ラストカミカゼフライング〜

2014年8月8日(金)〜10日(日)
@TRANCE MISSION

◆タイムテーブル
8月
8(金)19:00
9(土)14:00/19:00
10(日)13:00/17:00
※受付は開演1時間前、開場は開演30分前<全5公演>

【チケット料金】
前売り/3,300円 当日/3,500円
チケット先行発売:2014年6月28日(土)AM10:00〜
チケット一般発売:2014年7月5日(土)AM10:00〜

◆チケットに関して、御予約はこちらから
http://adashcompany.jimdo.com/ticket/

【CAST】
村山 歩 堀之内良太 吉田憲章 倉本夏希 石井貴之 武田綾佳 長井鈴菜八田知夏 / 藤井健太郎

◆問い合わせ  adashcompany.info@gmail.com

公式HP http://adashcompany.jimdo.com/
公式ブログ  http://yaplog.jp/acompany/

プロの方との芝居作り。とても緊張しています。

でも、頑張ります!

【活動内容】
・十夢主催の自主公演
・持ち込み企画による企画公演

※お問合せはホームページからお願い致します

【団員募集中!】
初心者だって大歓迎!!
30代中心のアットホームな劇団です!
お気軽に見学に来てください。
一緒に楽しく舞台を創りましょう!!

ちょっとだけ「勇気」を出してください。

『未経験者だから・・・』 『もう年齢的に厳しい?』

『取り柄が一つも無いから』 『うまくやっていけるか不安』

こう思っている方はきっと多いと思います。
でも、ちょっとだけ、
ほんのちょっとだけ勇気を出してみてください。

何も気兼ねなんか要りません。
「遊びに行ってみよう!」と思うだけでいいのです。

劇団に入る・入らないはその後!
続くか続かないかの心配は更にその後!

そして、「うまくやっていけるか」の心配は・・・。

まずは私達を見てください。
私達はプロではありません。
誰に強制させられているわけではなく、
好きだから芝居を続けているのです。
でも、強制されていないからこそ、
一緒に芝居を創る仲間を大切にし、
時には楽しく笑って、時には悩みを相談したり、
同じ時間を共有できる喜びを持っています。

「誰か」と「何か」を創る喜びは、
本当に特別な時間です。
この喜びは、アナタの人生をもっともっと輝かせることでしょう。

私達は、待っています。
一緒に喜びを分かち合える仲間を待っています。
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