ども、演出です。
文化祭の主要メンバーが頑張ってくれています。
主要メンバーは4人。
さきちゃん、
あかねちゃん、
うるっしー、
しんちゃん、です。
4人とも入団から3ヶ月程度です。
まだ十夢がどのような芝居をするのか方向性も分かっていないかもしれません。
そんな中、台本を渡されて3週間で台詞を覚えさせられ、動きを付けて駄目出しされるのは精
神的に相当つらいことだと思います。
オイラは、役者をやるからには基本、差別をしません。
年齢も性別も。
さきちゃんはまだ16歳のピチピチ女子高生ですが、遠慮や考慮はしません。
「まだ若いから」とか、「経験がないから」とか、「女の子だから」なんて考え方はしませ
ん。
駄目なものは駄目。
演技の仕方が「いかにも高校演劇の芝居」だったら、そこを指摘します。
十夢で役者をやる以上、高校演劇でやりがちな演技を認めることは出来ません。
当然、パニクりますよ?
プレッシャーに押しつぶされそうになります。
動きが止まり、いろんな考えが頭を駆け巡ることでしょう。
でも、
今、
さきちゃんは頑張っています。
本番まで時間がないのでゆっくり指導する時間がなくて申し訳ないのですが、頑張ってくれ
ています。
なかなかの根性です。
ご両親が見たらビックリするんじゃないでしょうか。
勿論、頑張っているのはさきちゃんだけじゃありません。
あかねちゃんは誰よりも台詞を覚えるのが早かったし、
うるっしーは誰よりも熱く芝居をしようと努力しているし、
しんちゃんは誰よりもテンションを高く演技しようとしてくれています。
4人が、自分の出来ることをやり、良いシーンを作り出そうとしています。
お互いに助け合える関係を作って欲しいです。
どんなに失敗しても誰かが助けてくれる。
信頼できる仲間です。
でも、
だからこそ、
大切な仲間に迷惑をかけたくないから
練習を頑張るんです。
劇団での練習も、プライベートな時間の練習も。
自分の為に頑張れる人って以外と少ないです。
それよりも、大切な誰かの為に「自分の事を頑張る」方が、頑張れます。
前半の演出はもう終わりました。
あれ以上、新しい動きや演出は加えません。
水曜に作ったモノを、自信をもってやれるように各自練習してきてください。
そして、100回やったら100回同じことが出来るように。
(補足しておくと、これはクオリティの話です。例えば体調が悪いなど、どんな状態でも最
低限のクオリティが保たれるように、同じことが出来るようにしろ、という意味です)
文化祭の本番まで2週間です。
25分の寸劇とはいえ、十夢を知ってもらう良い機会です。
文化祭の公演の目標は、
「活き活きと芝居しているな」
と思ってもらう。
です。
テンションを上げて、元気に!
全員がフルスイングで芝居をしましょう。
その為には後半の演出が終わっていないので、そこを修正することが必要ですね。
そこで、お願いしたいことが。
これは「たまひよ公演」の役者にも言えることですので、覚えておいて下さい。
まず、お願い・その1
「台詞を覚えてください」
自分の台詞は勿論、その前後の台詞も。
体験して分かった人は分かったと思うのですが、やはり台詞を覚えないとオイラが演出して
も覚えてられないでしょ?
台詞をいう事にいっぱいいっぱいになっちゃって、オイラの言葉が届かないと思うんですよ
ね。
動きの指示を出しても今度は動きにとらわれて台詞が出なくなったり。
でも、台詞を覚えていさえすれば、余裕が出来るのでオイラの言葉が入りやすくなります。
第一、練習する度に言い方が違ったり、動きが違うので、相手が困ります。
その時の体調や状況に合わせて芝居するなんてプロのすることです。
正確には、プロの中でも「生」を大事にするタイプの人達のやることです。
どんな展開になっても「成立」させられる人がやればいいことです。
でも、実力の無い人が「生」を活かそうとしても、余計な間が出来たりします。
「何?今の間??」
「何で今、ここで台詞切ったの??」
「何で今、ここで息継ぎしたの??」
「生」を活かそうとするくせに、日常生活でやならいような会話をしてしまうのです。
仮に、本人にその実力があったとしても会話は一人では出来ません。
相手に同じような実力がないと、やはり「成立」はしないのです。
新人の皆は、まずは「100回やったら同じクオリティのものが100回出来る」ようにする。
そこから始めるべきです。
だから、台詞を覚えることは絶対。
お願いです。台詞を覚えて下さい。
そろそろ、「覚えたと思ったんですけど・・・」的な反省はやめましょう。
前にも書きましたが、自分に厳しく。
オイラがOKだすまで「覚えた」なんて評価を自分に下さないでください。
必死に。必死に。必死に。。。。
次に、お願い・その2。
「オイラの演出を受けたら回答は”はい”だけでお願いします」
それ以外の言葉は要りません。
「はい」とだけ返事をして、とにかくやって下さい。
オイラの言葉に、「そうなんですよね〜」とか、「こういう感じですか?」とか、余計な言
葉を挟むのは止めて下さい。
照れ隠しなのか、言い訳なのか分かりませんが、
そういうの要りません。
まず、やる。
言われたら、やる。
言い訳の一言二言が意外と時間を取ってるんです。
練習時間は180分しかありません。
いえ、正確には全員がそろって練習始められるのが18:30を越えますから、150分くらいしか
ありません。
1分1秒が惜しいんです。
1秒が惜しいんです。
言われたらすぐ行動、これをお願いしたいです。
あ、勿論、オイラが何言ってるのか分からなかったら聞き返すことくらいはOKですよ?
そうではなく、自分を誤魔化すような言い訳めいた言葉が要らない、と言っているのです。
言われて出来なくて恥ずかしいのは分かります。
が、
これも前に書きましたが、傷付きなさい。
傷付きをストレートに受け止めてください。
それが新人役者の義務です。
とにかく、文化祭はあと4回ほど練習できます。
まだまだ良いものに出来る時間があるのです。
全員が助け合い、協力し合い、意見を出し合い、作っていきましょう!
ファイトです!!!!