ども、演出です。
今週の練習は、いつも利用している公民館が利用できなかったので、オイラの自宅で練習しました。
練習といっても13日に通した映像を3人で見ただけですけど。
映像を見ながら演出として修正してほしいことを指摘していきます。
つよし君とみさとちゃんにはそれをノートに書いてもらいました。
しっかし・・・
みさとちゃんが先に家に到着したのですが、
みさとちゃんが玄関に来た瞬間に、
飼ってるチワワが部屋と玄関を何度も往復。
取れるんじゃないかってくらい、尻尾をブンブン振ってました。
・・・。
・・・・・。
お前なぁ・・・。
オイラが仕事から帰ってきた時だってそんなに往復したこと無いだろ?
飼い主より好かれているみさとちゃんが凄いのか、
しょせんその程度の飼い主なのか・・・。
と、
考えていたら、つよし君が到着。
チワワ、部屋と玄関を何度も往復。
・・・・・・・。
どうやら、
しょせん、
その程度の飼い主のようです。
ふっ。
悲しくなんかないやい!
気を取り直してDVDを再生。
シーンで「嘘くさい所」を指摘していきます。
人間の生理現象としておかしいところ、
イントネーションのおかしいところ、
感情表現がおかしいところ、
演劇的な動きになっていないところ、
ザックリとですが、指摘していきました。
本当はもう少し細かく言いたいのですが、今は「読み込み」をするように言っている時期ですから、演出のオイラからあまり多くの情報を与えない方が良いと判断しました。
情報が多いとそれだけ「考え」なくてもよくなってしまいますからね。
まずは役者自身が台本を読んでどう感じたのかを大切にしたいです。
これは、
「台詞を覚えたから」こそ、次に出来ることです。
本番前になっても台詞が不安だと、そんなことしてる場合じゃありません。
早いトコ正解を教えて、それに沿った演技をしてもらわないと全体のバランスがおかしくなってしまいます。
役者の個性を大切にしたいと常々思っていました。
でも、それには「台詞覚え」は絶対的に「前提」となるものです。
これからやっていく「役者個人の演技力の向上」は難しいです。
台詞覚えは「やればやっただけの成果」があります。
頑張れば頑張っただけ前進します。
でも、
演技力の向上はそんなことはありません。
ハッキリ言ってしまえば、
才能が無ければ
どんなにやっても無駄
です。
そりゃそうです。
役者なんて誰でも出来るもんじゃありません。
誰でも出来るものに、人は感動しません。
ですので、つよし君やみさとちゃんに才能が無ければ、演技力の向上は見込めないでしょう。
そればかりは、やってみなけりゃ分かりません。
オイラは今、あらゆる演技書を読んでいます。
本も読んでますし、ネットに書いてあることも読んでます。
意味のある情報も、ゴミのような情報も、価値を問わず読み漁っています。
それは、
もし、つよし君やみさとちゃんに才能があった場合を考えてのことです。
「オイラが演出したから才能が開花しなかった」は絶対にあってはならないことです。
責任があると思っています。
だから、必死に情報を集めます。
自分の知らないやり方、考え方、基礎から応用まで。
昨日DVDを3人で見る前に映像を3回事前に見ました。
えぇ、そりゃ睡眠時間も減りますよ。
この芝居の練習を始めてプライベートな時間はほとんどありません。
でも、責任ですから。
今回の芝居が成功するなら、5年ほどなら寿命が縮まってもいいと思っています。
そのくらい必死です。
多分、まだ、つよし君も、みさとちゃんも、オイラがどのくらいの温度でこの芝居を作ろうとしているのか知らないと思います。
20日(日)からです。
本当にやりたい練習。
やらなければならない練習は20日からです。
感情についての練習を始めます。
オイラの、自問自答の繰り返しの戦いも始まります。