2016年06月28日 配信

6/28(火)アンデルセン公園で企画展「へんなあみもの」の企画展

編み物で繰り広げる親指姫の世界

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 ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町525、TEL 047-457-6627)子ども美術館で現在、企画展「おやゆびひめといきものたちの森」が開催されている。

 同展は、編み師203gow(にいまるさんごう)さんの作品展。アンデルセン童話「親指姫」を題材にした、大小さまざまな立体的な編み物を約60点を展示している。

 203gowさんが編み物に携わったきっかけは、机の上にたまたま置いてあった毛糸で何気なく編み始めたことが始まり。「と、いっても、セーターやマフラーなど一般的に編まれるものには興味がなく、むしろ『へんなもの』を編むのが好き」と笑う。

 作品は、基本的に毛糸を使用するが、羊の毛から紡いだ糸を使うこともしばしば。そのほか、和紙や竹、アクリル製などの糸も使い、カラフルな太い糸と細い糸を組み合わせ制作する。

 森や海の生き物が好きで、作品を多く作ってきたという203gowさん。作品のアイデアは、その時の思いつきから生まれ、「自分自身も楽しんでいるため飽きずに続けられています」と話す。また、見る人のイメージを大切にしたいという思いから、個々の作品にはタイトルを付けていない。

 同展では、見る人それぞれが親指姫になったつもりで、森の中に入り込んでいき楽しんでもらえるようにと作品の配置を構成。また、「童話の中だけのくくりではなく、子どもたちには想像力を働かせて1つのものをいろいろな角度から見てもらう観察力を養ってもらいたい」という思いも込められている。

 

 編み物で作った花、木、植物、きのこ、クラゲ、森の精霊などが展示しており、童話に出てこない想像上の生き物も登場。「人によって見方は異なるので、どのように感じたかについて聞くのが面白い」と203gowさん。

 開催時間は9時30分~16時(土日祝と7月20日~30日は~17時。最終日は~15時)。7月31日まで。

 また、7月3日と10日にはワークショップを開催。カラフルな編み生地や様々な素材を使い、「森に住む生きもののお面」を作製。作製後は、森の住人になりきって編み物の森を散歩する企画も用意している。ワークショップは、各日とも10時30分~15時。先着20人。費用は500円。問合せは、047-457-6627。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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