2015年10月07日 配信

10/7(水)二宮神社でオリジナルふなっしー手拭

七年祭りの寄付に対する返礼品として

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 船橋市内でも最大級の祭礼「下総三山の七年祭り」で知られる二宮神社(船橋市三山5-20-1)参加の子神社有志で10月初旬からふなっしーとコラボした手拭が祭りの寄付に対して返礼品で用いられることが分かった。

 同手拭は、長さ約1メートル、幅約30センチメートル。ベースの色をふなっしーをイメージした黄色と水色で染められており、手拭の真ん中にふなっしーのつぶらな瞳とおちょぼ口、頭についているヘタがデザインされている。

 ふなっしーのリボンにあたる部分には、有志のメンバーが寄付を集めている町会の印が染め抜かれオリジナル感が際立っている。各町会で制作する予定だったが、現在のところ寄付の返礼品として表に出ているのは田喜野井町会印のもの2000本のみだ。

 下総三山の七年祭りは、七年に一度(数え年で六年に一度)、開催する二宮神社及び近隣の神社を巻き込んだ大きな祭礼。千葉県の無形民俗文化財に制定されており、毎回開催期間には10万人を超える人が三山地域に集まる。

 しかし、氏子の中でも祭礼担当の理事になると毎回頭を悩ませるのが寄付金集めなのだという。

 特に近年、慢性的な中小零細企業の不景気と大規模店舗の台頭で、地元の商店からの寄付が集まりにくく、数世代前には農業を営んでいた地主が、マンション開発の為に土地を手放したり、後継者が会社員として都内に勤務するなどコミュニティ自体も希薄になっているなど寄付金が集まりにくくなっていた。

 そんな中、田喜野井町会の渡辺義博さんは、船橋市の非公認キャラクターで、二宮神社ともコラボして御守りを制作したふなっしーに協力を求めることを計画した。地元は概ね賛同してくれたが、一部には「ふなっしーが絡むことで影響が大きくなり過ぎてしまい、祭礼の寄付が商業行為のようになること」を懸念する声も上がったという。そのため、有志のメンバーを募って今回の寄付集めを開始した。

 ふなっしーは、地元の大きな祭礼に協力するので著作権などの権利金を放棄する代わりに、集まった寄付金の中から、震災孤児を支援するNPO法人「みちのく未来基金」への寄付にも充てて欲しいと快くコラボに応じたという。

 同町会有志メンバーは、3000円以上の寄付に対して、ふなっしーコラボの手拭を返礼品として返している。制作にかかった原価と寄付の差額を祭礼の開催に必要な経費として充当する。

 同地域では、コラボ手拭が完成し、地域内の調整が済んだ10月初旬から再び寄付金を集め始めている。寄付や手拭に関する問合わせ先は、047-404-4151。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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