2015年05月31日 配信

5/31(日)2人の人命救助活動に消防協力感謝状

勇気ある行動で人命を救う

150507syoubou01.JPG  
   

 消防指令センター(船橋市湊町2-6-10)で5月27日、市内で発生した2件の救急・救助行為について、人命救助を行った市民と事業者に対し、船橋市中央消防署消防協力者感謝状の贈呈式が行われた。

 1件目の救助は、3月31日19時24分頃。船橋市栄町1-28-20付近を通過した京成バスの車内において、突然心肺停止状態で倒れた40代女性の乗客を、別の乗客が発見し、運転手である山田大智さん(23)に連絡。

 安全が確保できる場所にすぐにバスを停止させ、無線にて京成バスシステムへAEDを要請。山田さんは119番通報を行った。バスの停止場所と京成バスシステムが近かったため、連絡を受けた同社社員の竹内淳一さん(37)がAEDを持って現場へ急行。

 救急隊到着までの間、傷病者に対し除細動を実施するなど、2人で連携しながら人命救助を行った。倒れた女性は一命を取り留め、約1カ月の入院治療後、無事に退院した。

 
 「竹内さんと協力してできたことだと思います。倒れた方が退院されたと聞いて、感無量です」と山田さん。「人命救助を行うことができ、誇りに思います」と竹内さんは話す。
 京成バスシステムでは社員向けにAEDの講習を実施しており、対応した2人は講習を受けた実績があった。

 2件目は4月24日13時45分頃、自宅2階のベランダにいた勝田瑞基さん(21)が、船橋市本町3-13-9近辺の海老川内にてバチャバチャという異音を聞き、川を覗き込むと男性が溺れているのを発見した。

 すぐに川岸まで行き、近くにあった長い棒を使って男性に棒を差し出し、川岸まで引っ張った。その後すぐに119番通報をした。

 現場に到着した救急隊員が護岸から引き上げ、病院へ搬送。救助された男性は低体温状態であったが、同日に退院した。「最初は魚かと思ったが、男性を発見した時は驚きました。助かってよかったと思います」と、勝田さんは話した。

 「みなさんの勇気ある行動が救命につながったと思います。本当にありがとうございます」と船橋市中央消防署の真木照署長は感謝の意を述べた。

150527syoubou04.JPG 150527syoubou06.JPG
150527syoubou13.JPG  

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

MyFuna編集部

MyFuna編集部

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード