2014年11月23日 配信

11/23(日)東船橋のおおすか整形外科でロコモ啓発

高齢者のみならず、若年・中年スポーツマンも対象に

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 東船橋駅南口から徒歩3分のおおすか整形外科(船橋市東船橋1-22-8 TEL047-411-0777)で11月22日、同クリニック主催の「転ばぬ先の体操教室」内で、ロコモティブシンドローム(以後、ロコモ)に関する啓発が行われた。

 ロコモは、「運動器症候群」と言われ運動器の障害によって介護・介助が必要になっている状態、もしくはそうなるリスクが高くなっている状態をさす。ロコモという言葉を生み出した日本整形外科学会では、「ロコモ(ロコモティブシンドローム)」という名称の認知を高めるとともに、運動器の障害に至るリスクを早期に発見・治療することや予防に力を注いでいる。

 同クリニックでは、ロコモの認知度をあげる目的で定期的に同クリニックの患者や利用者を対象に啓発活動を実施してきた。

 今回は、同クリニックで2ヶ月に1度各種テーマを取り上げ開催している「転ばぬ先の体操教室」のテーマとして採用、関係者含め15人ほどが参加して行われた。

 同教室では、ロコモについてのレクチャーの後、ロコモ度テストの実践をおこなった。運動器の障害は年々増加しており平成19年に12パーセント程度だったものが、同23年には23パーセントとなり、要支援・要介護になる原因のトップに挙げられているという。

 原因は高齢者の運動不足や病気などが大きな要素を占めるが、一部スポーツの分野でも特定スポーツだけを集中して行っている場合に、若年者でもロコモ対象になる場合があるとされている。

 ロコモ度テストでは、「立ち上がりテスト」で下肢の力を、「2ステップテスト」ではバランス能力を、「アンケート」によって生活の中で見られる身体の実感をチェックする。

 立ち上がりテストでは、10センチから40センチまで10センチ刻みの腰掛を用意し、手と勢いを使わずに下肢の力だけで起き上がれるかをチェックする。床との距離が近ければ近いほど下肢の力を要することになりロコモ状態から遠くなる。

 下肢に問題のない場合は、床に尻を付けた状態から手と反動を使わずに立ち上がる事が出来るという。「若年者でもロコモの兆候が見られる場合がある。バランスの良い身体づくりが重要」と、同クリニック院長の大数加光治さん。

 記者が実際に体験したロコモ度チェックでは、すぐにロコモになるという切実な状態ではないが、近い将来バランスの悪い筋肉のつき方が影響してロコモになってしまう可能性が高いということが分かった。「今の内から予防に努めておくことで将来のロコモを確実に避けることができますよ」と、大数加さんは笑顔で語った。

 

ロコモティブシンドローム予防啓発サイト https://locomo-joa.jp/

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MyFuna編集部

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