2014年09月28日 配信

9/28(日)習志野台「酒の利根川」振り込め詐欺防止で表彰

船橋東警察署長から感謝状

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船橋東警察署(船橋市習志野台7-9-20)で9月25日、振り込め詐欺を未然に防止した「酒の利根川」(習志野台3-6-1)を代表し、店長の利根川誠さん(40)への感謝状贈呈式が行われた。

利根川さんは習志野台ヨークマート内のリカーショップ「酒の利根川」2代目店主。地域に密着した接客を心がけており、利根川さんやスタッフを慕い通う常連客も多いという。

事件が起こったのは、9月1日11時過ぎ。常連の80代女性が慌てながら同店を訪れた。普段と違う女性の態度を不振に思ったスタッフが利根川さんに連絡。利根川さんが店を出た女性をすぐさま追い掛けたところ、携帯電話で話しながらATMに向かう女性を発見。

「常連さんが、『早く振り込まなきゃ』といいながら慌てていたのを聞いて、すぐさま追いかけました。事情を聞くと、詐欺犯と電話していたところでした」と、利根川さん。

りそな銀行本店の社員を名乗りながら、振込先がインターネット銀行だったことや、無人のATMを指定してきたことを怪しく感じ、利根川さんが警察官のふりをし電話口で問いただすと、電話は切られたという。

女性は、船橋市職員と名乗るものから電話を受け、高額医療の返還を行うといわれた。請求できる期限を過ぎているため、通常の手続きではない方法で行うので、りそな銀行職員からの指示に従ってと促された。利根川さんが女性に振り込め詐欺だと教えても、暫くは詐欺にあっていたことに気づかなかったという。

磯野敏章船橋東警察署長(59)は、「銀行員や郵便局員が未然に防ぐことはあっても、利根川さんのようなケースは初めて。町に根差した営業が防犯に役立つなんて素晴らしいです」と話した。

この日、利根川さんは、「酒の利根川」 スタッフ一同に送られた感謝状を代表して授与。「地域密着型をモットーにしている当店。感謝状はスタッフ一同光栄に思ってます」と笑顔を覗かせた。「昔は近所の人はもっと助け合っていたもの。僕たちスタッフは地域の人たちにもっともっとおせっかいになっていきたいです」とも。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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