2014年01月26日 配信

1/26(日)葛飾小学校で震災復興を学ぶ特別授業

ビルダーカードでオブジェを創作

IMGP7101katusika.jpg IMGP7073katusika.jpg 
   

 葛飾小学校(船橋市印内1-2-1 TEL047-431-2722)で1月23日、東日本大震災の復興を学ぶ為「ビルダーカード」を使った特別授業が5年生の児童約239人を対象に行われた。

 「ビルダーカード」とは、直径25センチと10センチの2種類のダンボール製の円盤で、円盤の切り込み自由に組み合わせるとオブジェを作る事ができる。日本赤十字社千葉県支部と千葉県立美術館が結成した震災復興に係わる教育支援チーム「夢つくり隊 千葉県プロジェクト」が、震災の影響でなかなか外で遊べない被災地の子ども達の為に考案したプログラム。

 限られた空間の中でも体を動かし、創造力を養える遊びとして、ビルダーカードの創作活動が行われてきた。

 

 この日の特別授業は、被災地の子ども達が体験したワークショップの実体験を通じ、復興に必要な「こころの健康」や、外遊び制限がある子ども達の状況への理解促進を目的としている。

 この日は1万6000枚のビルダーカードが用意され、スタッフからの説明や注意事項を受けたあと、5人程度のグループに分かれて製作を進めていく子ども達。

 家やロケット、タワーなど、開始から15分たらずであっという間に幅約2メートルほどのブロックをつくりあげるグループも。「授業の前から、何を作るか友達と相談してきました。組み立ては簡単だけど、立体で作っていくのは難しい」と、町並みを作っていた女の子。

 中には脚立や跳び箱に乗り、ビルダーカードを高く積み上げる児童の姿も見られた。

 その後、日本赤十字社千葉県支部スタッフの長谷川さんから震災の時の状況や被災者からのメッセージがプロジェクターを使いながら語られた。

 「夢つくり隊 千葉県プロジェクト」は、美術教室を震災からの復興に取り組む地域へ遠距離出前する事で、子ども達の子ども達の心の健康維持活動に取り組もうと2012年の夏に発足。

 ビルダーカードの他にも、「虹色パレット缶バッジ製作」などさまざまなワークショップを開催。2013年7月には「キッズデザイン賞」を、2013年10月には「グッドデザイン賞」を受賞した。

IMGP7090katusika.jpg  IMGP7094katusika.jpg 
   

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

MyFuna編集部

MyFuna編集部

スポンサードリンク

関連キーワード