2012年03月10日 配信

3/10(土)津田沼駅南口の再開発事業「奏の杜(かなでのもり)」-4つのテーマで街づくりを

総開発面積35ha!

津田沼駅徒歩3分に7,000人の街が誕生

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 津田沼駅南口から徒歩3分の習志野市谷津で行われている習志野都市計画事業(習志野市谷津1及び5~7)における土地区画整理事業の目指す街づくりの骨格が、徐々に明らかになってきた。

 施行区域は習志野市谷津1丁目及び5~7丁目の一部まで。施行地区総面積は35ha。同事業における人口増は、約7,000人が見込まれており、中心市街地と連動した街づくりについて市内外からも注目が集まっている。

 事業主体である「習志野市JR津田沼駅南口土地区画整理組合」が手掛けている、JR津田沼駅南口特定土地区画整理事業は、「景観」「環境」「安全・安心」「エリアマネジメント」という4つのテーマに沿った街づくりを行ってゆくという方針が明らかになっている。

 「景観」や「環境」の分野では、緑豊かな街づくりを行うために道路や公園といった公共空間に、デザイナーズの道路舗装や照明器具を用い、宅地や商業エリアに関しても接道部に「低木の植栽」を設けることや外壁の色に関する規定などが契約の条件に盛り込まれており街全体に一定の統一感が生まれる。

 「安全・安心」面においては、防犯カメラの設置による監視性の補完や街路灯や防犯灯の設置、自転車・歩行者専用道路の設置など、英国の街づくりガイドライン「sater places」を参考に独自のマニュアルを作成。防犯性能の確保を目的とした「防犯まちづくり活動計画」を策定し、建物建築時から一定のガイドラインに沿った建築を行う取り決めを採用している。

 最後にこれらのテーマに沿った運営を行う「エリアマネジメント」では、各住民の会費をもとに運営されるエリアマネジメント組織を設立し、前出のような共有ルール・防犯カメラなどの共有資産維持・管理・運用を行ってゆく。また、地域におけるイベントや催事、防災・防犯活動なども同組織で企画・運用してゆくイメージとなる。

 同事業は、「申出による集約換地」という開発手法をとっており、地権者の土地活用意思に基づいて換地を集約、用途に応じた位置に換地を定める事で中心部における大街区形成や共同事業化の推進で効率的・効果的に土地運用ができる事を目的としている。

商業施設はスーパーマーケットのベルク

 尚、同事業における商業エリアには、スーパーマーケット経営のベルク(埼玉県大里郡寄居町、資本金39億1265万円、売上1095億円、店舗数71店舗※資本金、売上高は平成23年2月期決算から、店舗数は平成24年1月末現在のもの)の出店が決まっており、2月27日に発表となっている。

 売り場の延べ床面積は約2万平方メートル、地上2階建てで駐車スペースは約360台分。1階をデイリーフロアとしスーパーマーケットのベルク、衣料・生活雑貨や飲食店舗など専門店が入居、2階を複合サービスフロアとして認可保育園、医療・健康増進関連施設などが入居予定で、2013年3月開業を目指す。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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