2017年08月20日 配信

 8/20(日)NPO法人による世界的な子育て支援 「ホームスタート」が船橋でも
9月7日に中央公民館で講演会を開催

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 「NPO法人世界のともだち 子育て支援・しゅっぽっぽ」が、家庭訪問型子育て支援「ホームスタート」についての講演会を9月7日、船橋中央公民館第4集会室(船橋市本町2-2-5)で開催する。

  「ホームースタート」とは、未就学児がいる家庭に、研修を受けた地域の子育て経験者が訪問する「訪問型子育て支援ボランティア」。1973年にイギリスで始まり、現在は国際的な組織に発展し22ケ国で実施されている。日本では2009年に「特定非営利活動法人ホームスタート・ジャパン」(東京都新宿区)が設立された。

  「NPO法人世界のともだち」は2004年にタイの山岳部族の子どもたちの教育支援を目的に設立。2014年からはタイの子どもたちへの国際支援と共に地域の未就学児の母親の支援活動を「しゅっぽっぽ」の名称で始めた。月に1回「子育てひろば」を「東中山会館」(船橋市東中山1-22-1)で開催。

 母と子が安全、安心な場所で自由に遊べる機会を提供してきた。2015年からは傾聴などの支援の勉強をしたメンバーが「家庭訪問型子育て支援」を実施。家にこもりがちな未就学児の家庭を訪ねてサポートを続けてきた。

 「しゅっぽっぽ」は、メンバーらが「ホームスタート・ジャパン」の研修を8日間のべ40時間を受けるなどしてさまざまな条件をクリアし、今年7月に「ホームスタート」を導入。「ホームスタート・しゅっぽっぽ」として活動を始めた。「ホームスタート」は日本でも全国的に広まっており、千葉県では船橋は野田、佐倉についで3ケ所目の開始となる。

  「しゅっぽっぽ」代表の二宮美鈴さんは「江東区の知人がホームスタートを始め、関心を持った。自分自身、過去に夫の転勤で知らない土地で2歳と4歳児を抱えて不安だったが、月に1回お茶に誘ってくれた方がいて助けられたのが原点。

 その方に恩返しする気持ちで、行政の支援の隙間で本当に困っているお母さんたちに寄り添いたい」とホームスタートを始めた思いを話した。

 「しゅっぽっぽ」のメンバーで看護師の資格を持つ松隈陽子さんは「産後に市から保健師などの訪問はあるが、保健師のような専門家の訪問だと構えてしまいます。ホームスタートでは地元の先輩ママとして孤立しがちなママたちの話を聞いたり、家事を一緒にしたりして、少しでもママたちが心に余裕を持ち、体力的にも楽になってもらいたい。訪問を重ねるうちにママたちの表情が良くなり、気持ちも前向きになるようです」と話す。

 「ホームスタート」は6歳未満の子どもがいる家庭が対象。利用は無料(交通費は実費負担)。訪問は原則週1回、2時間。利用回数は4回程度。

  二宮さんは「子育て経験を活かしたボランティアに関心のある方にぜひ足をはこんでもらいたい」と話した。

 講演会は9月7日(水)13時30分~16時。先着50名、参加費無料。

homestart002 代表の二宮美鈴さん

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

小林夢生

小林夢生

MyFuna編集部所属、ママ向け情報誌「Mamachi」の編集長。中学1年生(女)と小学校1年生(男)のママです。
ママが“元気”に“楽しく”子育てできる街づくりを目指しています!ハンドメイドマルシェをはじめ、各種イベント企画・運営も行っています。木曜日は「市場カフェ」で終日カフェスタッフもやってます。
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