2017年06月07日 配信

6/7(水)32回目の海老川親水市民まつり
まるごみとの共催で流域環境整備も

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 船橋市の成り立ちと深く関わりのある海老川(船橋市市場2周辺)の周辺環境とその歴史を知り、親しみを持ってともに生活していこうという「第32回海老川親水市民まつり」が6月4日、河岸に設置されたジョギングロードを使って行われた。

 同企画の実行委員長は道路工事会社を経営する大原俊弘さん。海老川が「暴れ川」といわれていた頃に、水害で市民を苦しめた記憶が治水工事によって水害の脅威から遠ざかり、いずれ記憶の端に追いやられ、忘れ去られてしまう事を危惧するとともに、その記憶をとどめておくことで、海老川のある生活を楽しみながら暮らしていこうという気持ちで開催されている。

 実行主体は、市民たちで組織されている「NPO法人環境を考える市民の会」。30数年の間に多くの企業が協賛し、多くの出店者が店を出し、毎回1万人近い人が集まるようになった同企画、消防局もはしご車の体験や消防音楽隊による演奏などを披露し会場を盛り上げる。

 模擬店出店や各種アトラクションだけでなく、八栄小学生の児童らが環境学習成果を発表したり、絵画コンクールの発表会、海老川に魚類の放流を行うなど単純なイベント実施だけでなく、環境学習の観点から見ても充実した内容を作りこんでいる。

 この日は、朝から行われたステージプログラムの遅延によって開会式が30分以上遅れてのスタートとなった。開会式には、松戸徹船橋市長はじめ野田佳彦元内閣総理大臣など来賓者も多く参加。松戸市長は、海老川の歴史について簡単に紹介し、イベント開催の趣旨について語った。また、初回の立ち上げから参加し、ほぼすべての会に参加している野田元総理大臣も当時の思い出などを盛り込んだ挨拶を行った。

 この日、会場内のごみ拾いなど環境美化に協力したのは、ごみ拾いボランティア団体の「まるごみ船橋」。同団体の代表も大原実行委員長が務めていることから、イベントとコラボした活動を行った。朝10時に船橋駅北口に集合したボランティアは、駅からイベント本部まで約1時間をかけてゴミ拾いをしながらイベントに参加、会場のゴミ拾いや分別を担当した。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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