2016年11月16日 配信

11/16(水)東船橋のおおすか整形外科で「体幹訓練のウソとホント」

介護予防でロコモ予防の体験トレーニングとセットで

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東船橋駅南口から県立船橋高校に向かう通り沿いのおおすか整形外科クリニック(船橋市東船橋1-22-8)で11月12日、近隣市民に向けた公開講座「体幹訓練のウソとホント」が行われた。

同クリニックでは2カ月に1度のペースで市民向けの体験がた公開講座を実施。同クリニックの大数加院長が日本臨床整形外科学会所属の整形外科医でロコモティブシンドローム(運動器症候群)を予防する活動に力を入れている事から、ロコモ対策の講座を中心に、スポーツ障害など多岐にわたる講座を行っている。

この日の講座は、スポーツ業界や介護などの高齢者領域でも流行になっている「体幹トレーニング」をテーマに行われた。

講座の中で、大数加医師は最初に「体幹」という言葉の定義づけを行った。専門家である医師の間でもあいまいになりがちな「体幹」の定義づけを行う事で、体系的にとらえ受講者にわかりやすく説明できるようにした。

「体幹」という言葉の持つイメージと一緒に使われることの多い言葉を、対比する言葉と合わせて紹介。「体幹trunk」と「四肢limb」、「インナーマッスル」と「コアマッスル」、「インナーユニット」と「アウターユニット」、「ローカル筋」と「グローバル筋」、「深筋部」と「表筋部」を挙げる事で、広い意味での「体幹」を胴体、狭義での「体幹」をインナーユニットと定義づけした。

また、体幹トレーニングの歴史を1900年代のJoseph Huberyus Pilatesから始まって、「アブトロニック」のつけるだけで腹筋、渡辺満里奈の「ピラティス」や美木良介の「ロングブレス」、サッカー選手の長友の体幹トレーニング本出版、「カービーダンス」、「RIZAPのCM」という歴史を通じて現在に至っていると紹介。

また、体幹トレーニングを広くとらえる事であいまいになっているその効果について、美容面の「ダイエットに最適、ポッコリお腹を凹ませる、太りにくい体をゲット、若々しさを取り戻す、美肌効果、便秘解消、冷え症・生理痛改善」という効果はなく、姿勢は良くなるが、ダイエット効果はなく、お腹も姿勢がよくなることで凹んだように見えるだけ、美肌、生理痛改善の効果はないと医師の目から検証した。

また、スポーツの面で「当たり負けしないタフな体になり、持久力がつく、パフォーマンスが向上し、怪我の予防につながる。長友のような身体能力を得る事が出来る」などの認識についても、「普段のトレーニング+αで神経系の伝達向上が見込める、腰痛が起きにくくなることで集中して取り組めるので怪我の軽減、美術工場jの可能性はあるが直接的にはつながらない」と検証した。

その後、6つの体幹訓練トレーニングを紹介し、受講者に実践させることで自宅でも手軽に体幹を鍛える事が出来ると紹介。

大学の先輩であり、医師の松平浩氏の著書、「腰痛は動かして治しなさい」を紹介するとともに、正しい体幹トレーニングで介護予防への実践につながると紹介した。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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