2016年06月25日 配信

6/25(土)船橋総合病院で医療講演会、パーキンソン病について
パーキンソン病の実際と治療、リハビリについて

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 船橋市内で活躍する医師・看護師・介護士など医療福祉周辺業界のメンバーで組織されている船橋地域福祉・介護・医療推進機構の市民公開講座「パーキンソン病について」が6月25日、船橋総合病院(船橋市北本町1-13-1)の会議室で行われた

 この日の講師は、船橋総合病院の内科部長で神経内科医の星野将隆さん。パーキンソン病は、脳が出す運動の指令がうまく伝わらずスムーズに動けなくなる病気で40代以降にかかる病気とされ、50~60歳代で発症することが多く日本人も多くがこの病気にかかると言われている。まれに、若い人でも発症することがある病気。

 同法人では、毎月医療介護福祉領域のテーマを設定し、市民向けの公開講座を行っている。この日の医療講演は今期にはいって2度目の開催となった。

 講演で星野医師は、パーキンソン病の治療についてメジャーな「飲み薬」のほかに、「貼付薬」や「注射剤」などの方法も紹介。貼付薬は、症状が一日中続くが、貼付部分が「かゆくなる」という欠点がある。「かゆく」なりにくい患者の場合は、症状によって外したり、貼り付けたりするなどして調整可能な点が優れているなどその他の治療に関しても例を挙げて紹介した。

 また、診察時の注意事項としてなるべく若い層が患者の日常を把握し、診療に立ち会ってほしいと話す。連れ合いが診療に立ち会って普段の様子を話しても「連れ自体が認知症患者」という例も少なくないという。

 また、治療の弊害についてパーキンソン病の薬が幻覚や妄想、混乱を引き起こし、日常生活やコミュニケーションに支障をきたす例を挙げた。そこで抗精神薬を使うと失禁が増えたという。「トイレに行く気力が起きないんだ」と、涙ながらに語る夫を見て投薬をやめる決心をしたところ運動機能は大幅に落ちほぼ寝たきりになったがコミュニケーション能力が回復、「やっと夫が戻ってきた」と治療に専念できるようになった例を紹介した。

 最後に最新のリハビリについても紹介。「LSVT」や「音楽療法」などを紹介。「LSVT」は「LOUD」と「BIG」の2パターンがあり、「LOUD」では大きな声でゆっくり話す練習を、「BIG」では大きな動作ではっきり動く練習をする。

 また、音楽療法では、メトロノームなどのメロディーと美しい音楽を聴いているだけで運動障害に改善が見られ、音楽に合わせて歩行訓練をすることでさらに改善の傾向が見られた事例を紹介した。

 14時からの講演が終わると、15時半から無料相談会も実施。医師をはじめ、薬剤師、介護士など専門分野の資格を持つ相談員が参加者を対象に無料相談に応じた。この日は、講演に150人を超える人が、相談会には約30人が参加した。

 次回の講演は、7月16日14時~15時(基調講演)。シンポジウム(15時~15時半)、無料相談会(15時半~17時)のスケジュール。セミナーハウスクロスウェーブ船橋(本町2-9-3)で「認知症でもひとり暮らしをあきらめない」をテーマにして行われる。

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