2016年06月25日 配信

6/24(金)船橋市南部でトンボ大量発生

SNS中心に拡散、一部で話題に

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 船橋市南部の浜町~湊町あたりの水辺に近いエリアで6月23日~24日にかけて「トンボが大量に発生している」と、SNSを中心に大いに話題になった。

 最初にSNSなどで投稿が始まったのは、6月23日早朝。通学の学生たちが大量にトンボを見かけたことで「トンボが大量発生しているんですけど、多すぎてきもい」などとインターネットの交流サイトの「Twitter」などで拡散した。

 同様に「大量のトンボを発見した」という情報が同時に船橋市内各所で飛び交った。友人などの情報発信を見て自身もトンボを見付けては拡散する連鎖反応が起き、同じく交流サイトの「FACEBOOK」などでも写真付きの記事が投稿され次第にトンボの大量発生に関する情報に多くの市民が敏感になった。

 目撃情報は、船橋市浜町で多く見られた。特に船橋競馬場や船橋オートレース場、船橋港親水公園や船橋漁港などで発見情報が相次ぎ、23日夕方には「自転車で走っていたら顔に飛びかかってきた」「自動車を運転していたらトンボの群れに突っ込んでしまい、ワイパーが必要になったほどだった」など被害の様子が明らかになってきた。

 国内に生息しているトンボは、約200種類。多くが6月~11月までの間に成虫になり夏を里山で越し、秋になると平地に戻ってくるという生態が主流だという。今回大量に発生したトンボは、導体がオレンジ色がかっていて、胴体が黄色と黒色の縞模様。トンボの種類を特定する事は出来ていない。

 市内で農業を営む若手生産者によると「この時期にはいつもトンボを見るよ」と冷静な様子。「でも、いつもよりもちょっと多いかも。建物の壁にたくさん張り付いているというのは普段の年よりもかなり多いかもしれないですね」とコメント。

 実際、24日午前中から浜町~湊町を取材で回ってみると学校や施設の壁には少ない場合でも数十匹、多いところで数百匹~1000匹に迫るくらいのトンボが張り付いている様子が見られた。

 船橋市の環境政策課に話を聞くと「トンボは幼生期にはボウフラを、成虫になると蚊やハエを捕食する益虫です。大量に発生していることで大きな問題がなければ、自然に落ち着くものだと思います」と落ち付いた様子で話す。

 「もし万が一、どこかの場所で一時的に大量発生しているとしたら、蚊やハエの幼虫にとっても住みやすい環境。何か気になることがあったら連絡をください」と話した。

 トンボは通常であれば、数日後には夏を迎える里山に向かって移動を始めるというから現在は一時的な混乱だけで、数日後には今回のトンボ大量発生事件については終息しそうな気配だ。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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