2016年06月05日 配信

6/5(日)小室町でホタルプロジェクト

小室のせせらぎにホタルの光をともそう

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 船橋市北部の本覚寺下、小室町179付近の田んぼ横で61日、今年で3年目となる市民団体と小室小学校の共同事業「ホタルの里プロジェクト」の幼虫放流が行われた。

 

 この日は、小室小学校のあおぞら学級児童らがザリガニ採りと草刈りなどを行ったせせらぎに約100匹のヘイケボタル幼虫を放流した。放流する前に目の前で幼虫を見た児童らは「きもちわるい」「ギザギザしてる」など思い思いの感想を話した。

 

 小室町のホタルプロジェクトは、市民活動家の斉藤征昭さん(71)が、「小川や里山の残る小室町に数年前まで生存していたホタルを取り戻そう」と、小室小学校と共同で立ち上げたもの。2014年春、本覚寺下の水田脇に湧水を発見。周辺の水田所有者らに許可を取り、ホタルの生育環境を再現しようとせせらぎの環境をつくった。

 

 初年度は、せせらぎ環境の確保と水量の調整、雑草の刈取りなどに時間を使った。2年目になる2015年度は、ホタルの幼虫が成虫にかえるための環境整備に努めた。そして今年、2年目までの成虫が産み落としたであろう卵に今年放流した幼虫を加え7月上旬のホタル鑑賞会を予定している。

 

 ホタルは、翌年に向けてせせらぎに卵を産み落とすが、翌年春に幼虫になれるものはごくわずかだという。「毎年少しずつ残った幼虫が交尾して、卵を産み落とす。翌年、幼虫になれるのはごくわずかだが、数年かけて生息できる環境になれば」と斉藤さん。

 

 「ホタルの生育環境を維持するためには、この活動に参加してくださる近隣の方の助けが必要です。ちょっとしたことからで結構です。自分の住む街にホタルを飛ばしてみたい。ホタルの住む街で暮らしたいという方、一緒にせせらぎの環境を取り戻しませんか」と斉藤さん。

 

 ボランティア登録登録に関する問い合わせは、TEL-090-8729-0724(斉藤)


 また、この日にホタルの幼虫の餌として一緒に放流する予定だった巻貝の一種「カワニナ」は、輸送が間に合わなかった為に6月3日、斉藤さんが時間を見てせせらぎの整備とともに放流を行った。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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