2016年05月20日 配信

5/20(金)船橋から南阿蘇村に復興支援
南阿蘇関東村人会が中心、物資の輸送実行

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船橋市内で会社経営する南阿蘇村出身の長野貞春さんが会長を務める「南阿蘇関東村人会」(事務局:船橋市前原西2-21-13)が4月22日~23日にかけて、水やトイレットペーパーなどの支援物資を南阿蘇村久木野庁舎などに届けた。

支援物資の輸送に携わったのは、貞春さんの長男で長野建設を経営する長野春信さん、同会社の代表川端創さん、市内で運送業を営む倉吉さんの3人。同村人会が事務局を構えている船橋前原商店会から「貞春さんは熊本出身だったよね。商店会で熊本に何かできないか」という打診を受け、今回の支援が決まった。

4月22日早朝に羽田空港から福岡空港に入り、先に送っておいた支援物資をレンタカーの2トントラックに積み込み、九州自動車道を南下、熊本インターを経由し、熊本の山道を通って南阿蘇村にたどり着いた。

南阿蘇村では同村久木野庁舎に待機する長野敏也村長に挨拶をし、支援物資を管理しているという久木野中学校に届けた。

熊本市内や空港付近はそれほど地割れや倒壊が目立たなかったが、南阿蘇村に入ると状況が一変したという。古い建物が多いのでほとんどが全壊、道の地割れも信じられないくらいに大きく、倒壊家屋のがれきで通行止めになっている道がほとんどだった。ひどいところでは直径1メートル超える岩がゴロゴロ落ちて道をふさいでいる状況もあった」と、長野さんは現地までの道のりを話した。

同中学校では、自衛隊が物資の管理に携わっており、「床はきれいに掃除されていて清潔感があった。物資は品目ごとに整然と並べられ、対応する自衛官の方々は気持ちの良い対応で相当に訓練されている印象を受けた」と長野さん。

現地では、「物資が中学校に集まっているのは知っている。ここまで物資の受け取りに来るのは大変」という声を親戚経由で聞いた。同村の高齢化率は、35.52パーセント。全国平均の26パーセント、熊本県全体の28.1パーセントと比較しても突出している。「村内の道は地割れやがれきで通行困難。歩いてくるにも遠隔地からやってきて水など重い荷物を持って帰宅するのも困難」と長野さん。

貞春さんと春信さんは系列法人で高齢者施設の経営も行っている。そのため、「老人施設で物資が不足しているのでは」と推測し、特別養護老人ホームの水生苑、陽の丘荘を訪問した。
「中継地点までは物資が届いているのですが、そこに物資を受け取りに行くスタッフが足りなくて水やトイレットペーパー、ティッシュなどの物資に困っていた」という話を、施設のスタッフから聞いた。

現地を見て長野さんは、「普段からの心構えが大切。いざという時にまずは自助、次に共助の意識が重要だと感じた」。

また建設会社を経営する立場から「今の建築物は震度7が一回までは耐えられる設計、震度7が2回になると耐えられないものが多い。新築でもより大きな地震に対応できるように補強すると助成がおりる仕組みなどがあったら良いかも知れない」と話した。

また、「古い家でも補強を施しておくだけで瞬時に倒壊を避けられ、逃げる時間を確保することができる。準備をしておくことが大切」とも。

最後に、「指定の避難所や中継拠点までは物資が来ているので、物資を必要としているている人に細かく配達するボランティアなどがいたら現地では重宝するのではないか」と長野さんは話した。

南阿蘇関東村人会事務局では、同村への支援金、義援金や物資の受け入れ、ボランティアの相談窓口を開設している(TEL047-475-7411)。「数年前に寄付した1万本の桜が毎年春に見事な花を咲かせる。震災を風化させない為に南阿蘇村を訪問する企画なども立てて継続して支援を続けていきたい」と、今後の計画についてもふれた。

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