2016年04月18日 配信

4/18(月)船橋の福祉事業所「ぐらす」が北海道で放課後デイ立ち上げに協力

30年来の市民間交流が福祉分野にも波及

IMG_7606kaisyosiki.jpg
IMG_7580kaisyosiki.jpg
   

 船橋市に本拠地を構える障がい福祉事業のぐらすグループ(船橋市滝台33-4)が北海道津別町の「NPO法人津別手をつなぐ育成会」に協力、4月16日に行われた放課後等デイサービス事業所「すきっぷ」の開所式に参加した。

 開所式では、津別町の佐藤多一町長や宮管玲教育長が挨拶を行ったが続いてぐらすグループの友野剛行さんも「津別町は素敵な町。障がいのある人もない人も一緒になって街づくりをしていけたら。そんなワクワクを形にする会社をこの北海道津別町に昨日設立しました」と挨拶と同時に津別町に設立した新法人・株式会社びーとの紹介も行った。

 今回立ち上がった放課後等デイサービスには、小学校1年生から高校3年生までの児童生徒12人が登録している。以前から行っていた日中一時支援事業で就学前の児童と高校卒業後の障がい者支援も行っていく。

 「日中一時支援事業と放課後等デイサービスの両方を行う事で報酬単価が増え、経営に見通しがつきました。今後は、高校卒業後の就労の場を提供するために就労継続支援事業も手掛けていきたい」と同NPOの事務局長・白鳥幸さん。

 ぐらすグループは、船橋市を中心に習志野市、浦安市、八千代市などに20法人以上の障がい福祉事業を展開するグループ。船橋市と津別町が30年に渡る市民間交流を行ってきたことから昨年、グループ代表の友野さんが津別町訪問の機会を得て町内の福祉事業についてヒアリングして回った。

 その中で津別町内で唯一障がい福祉事業を行っている津別手をつなぐ育成会の現状を知り、放課後等デイサービス立ち上げを提案した。手をつなぐ育成会では、日中一時支援事業を通じて障がい者支援を行っていたが、同事業の報酬だけでの経営に行き詰まりを見せつつあったという。

 津別町は、人口5167人(平成27年3月末)に対して要介護認定者416人、身体障害者手帳や療養手帳、精神障害者保健福祉手帳などの手帳所持者519人という北海道の中でも特に福祉サービスのニーズが高い町だとされている。

IMG_7570kaisyosiki.jpg
IMG_7603kaisyosiki.jpg
   
IMG_7592kaisyosiki.jpg
 
   

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

MyFuna編集部

MyFuna編集部

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード