2016年01月29日 配信

1/29(金)船橋市が「商工業戦略プラン」策定

チーム船橋でつなぐ市民力と産業力をテーマに

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 船橋市が民間有識者や経営者、市民の代表者などの力を借りて今後10年間の方向性を決める商工業の戦略プラン「ONRY ONE CITY FUNABASHI」を策定、1月27日に船橋市役所で民間有識者や各団体代表者に委嘱状の交付式を行った。

 「ONRY ONE CITY FUNABASHI」では、船橋市商工業戦略プラン推進会議を設置。船橋市の商工業が持続的な発展を遂げるために、事業の効果的かつ効率的な推進を図るよう、5つの重点プロジェクトを連携させ、調整しながら事業の進捗管理を行っていくことを目標としている。

 同戦略プランは「船橋市商工業戦略プラン推進会議」メンバーと、実働部隊のプロジェクトメンバーからなる2段構えの組織。推進会議で決定したプランを効果的に実施するために「つなげる」「育てる」「集める」「極める」「広げる」の5分野でプロジェクトメンバーを組織する。

 推進会議の構成員は、学術関係者、商工会議所、商店会連合会、大型店連絡協議会、地域工業団体連合会、貿易振興会、総合卸商業団地協同組合、農協、漁協、観光協会、自治会連合協議会、市役所などから代表者を選出。

 会議の委員長には千葉商科大学サービス創造学部の教授・石井泰幸さん。副委員長に船橋商工会議所会頭の伊藤賢二さんが就任した。

 プロジェクトの方では各種団体や市民から若手メンバーを積極的に採用。実態に則したプランが進められるように配慮されている。

 プランの目標は、10年後の将来像を「住みやすい街から住みたい街」という魅力ある都市に発展させるために市民と事業者を「チーム船橋」として連携させ、船橋らしさを際立たせた、産業力と市民力によってオンリーワンの産業都市・世界の船橋を目指すとしている。

 戦略は、商業戦略、工業戦略、横断的戦略のそれぞれに目標を設定。重点プロジェクトでは、「つなげる」でチーム船橋推進事業、共同ビジネスマッチング事業、企業のHP等活用支援事業などをかかげている。

 また、「育てる」プロジェクトでは、若手や第二創業者の育成事業や、ダイバーシティ推進事業、インターンシップ推進事業、地域産業を担う子ども育成事業などをあげており、産業の育成をメーンに据えている。

 「集める」プロジェクトでは、商店街まちづくり・賑わい推進モデル事業、個店の魅力向上事業、まちづくり協定の推進、大型商業施設連携船事業、観光・文化地域活性化推進事業があげられ、「極める」プロジェクトでは成長産業の立地促進、ベンチャー企業育成事業、製造・研究所賃貸施設の整備支援事業、中小企業の開発力・販売力向上支援事業、工業団地強化推進事業などが予定されている。

 最後に5つ目の、「広げる」プロジェクトでは、海外販路拡大支援事業、国内外へ広がる販売拠点事業、インバウンド誘致促進事業などが予定されている。それぞれの重点プロジェクトでは主体となって行う経済団体を連携先とともにあげ、2年以内の短期、5年以内の中期、10年以内の長期という期間を定めてより具体的な目標が設定されるようになっている。

 尚、これらの戦略プランが詳細に掲載されている冊子「ONRY ONE CITY FUNABASHI」は市役所などで一般にも配布している。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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