1/22(金)西船橋駅北口の裏通りに洋食酒場CANNES(カンヌ)
美容室の2階、「一人で来ても誰かに会える」空間めざし
西船橋駅北口のロータリーから国道14号線に向けて走る裏通りに「人と繋がる空間」をテーマにした洋食酒場CANNES(船橋市西船4-24-8 TEL070-1582-8880)が昨年オープン、まもなく開店から1年を迎えようとしている。
創業から50年以上の老舗美容室CANNES(カンヌ)の2階、数年前まで自宅スペースとして使用していた場所を改装して、長男の尾方琢斗さんが昨年4月12日に開店させた。
店舗面積は約15坪。カウンターや天井板、床板を温もりの感じられる木の質感を活かしたデザインで統一。柱や壁面はコンクリート打ちっ放し、天井の一部は配管むき出しのままそうした部分をペンキで白く塗り、全体の色調を「南仏の海ぞいにあるほったて小屋のイメージ」(尾方さん)に整えている。これらの店内改装のほとんどを中学校時代の1年後輩・高橋佑典さんと二人三脚で行ってきた。
フードはイタリアン、フレンチをベースに前菜からメーンまでバルや洋食メニューも取り揃える。仕込みから全てを店内で行い、なるべく手作りの物を提供する。フレンチの職人として経験を積んできた尾方さんと、イタリアンのシェフ小西健一さんが分担して担当する。
尾方さんは高校を卒業後、アルバイトで飲食業界に足を踏み入れた。都内のレストランやオークラグループなどで10年間フレンチの経験を積んできた。その後、修業の為にベルギービール専門店に入店、CANNESのドリンクメニューのメーンにベルギービールは常時10種程度を揃える。
ウイスキーなど他の酒類も置くが、特にカクテルは「可能な限りスタッフがシェイカーを振ります」と高橋さん。カクテルはレシピを知っている限り手づくりで提供する。
「西船橋に居酒屋ではなく、洋食系のご飯を食べるお店が欲しかった。故郷の西船橋を今よりももっと面白い街にしたい」と、尾方さんは意気込みを話す。「月曜の23時からはターンテーブルを店内に置いてミュージックバーのようにしています。人との出会いを楽しみにお店にいらしてください」とも。
営業時間は、平日11時半~14時半、17時~翌3時。金土は、翌5時まで。日曜は17時~23時まで。無休。
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