2015年12月20日 配信

12/20(日)船橋で初開催の「生命のメッセージ展in船橋」

生命のメッセージ展、生きた証に思いめぐらせ

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船橋市勤労市民センター(船橋市本町4-19-6、TEL 047-425-2551)で12月26日・27日、「生命のメッセージ展in船橋」が開催される。

犯罪、事故、いじめ、医療過誤、一気飲ませなどによって、理不尽に生命を奪われた犠牲者が主役のアート展。犠牲者のひとりひとりの等身大人型パネルを設置。胸元に本人の写真や家族の言葉を貼り、足元には「生きた証」としての靴を置く。生きたくても生きられなかった者のメッセンジャーとして、その存在に想いを巡らし、命の大切さを訴え、命が守られる社会であることを願う企画。

2001年から始まり、全国10都市ほどで開催。千葉県内では過去に千葉市で2回開催され、船橋での開催は初めてになる。

26日は14時から16時に本田英子さん、森恵子さんを招き、「犯罪・交通事故被害者遺族との語らいを行い、17時から18時は東京大学院の田野尻哲郎さんを招き、「死のリスクコミュニケーション・遺族と社会」と題する学習会を行う。

27日は10時から12時に映画「0(ゼロ)からの風」を上映。交通事故によって最愛の息子を突然奪われた母親鈴木共子さんが、軽すぎる警報と厳しい社会の現実にも屈せず、法律を変えたその生き様を演じ、田中好子さんが最後の主演作として演じている。さらに上映後鈴木共子さん本人による挨拶もある。17時から19時に再上映のみあり。

同14時から16時には記念講演として、本郷由美子さんによる「心のケア行う遺族の想い」と題する講演、平成11年に東名高速道路で酒酔い運転のトラックに追突され、当時3歳と1歳の子ども2人を焼死させられた井上保孝・郁美夫妻による「東名高速酒酔いトラック事故で子ども二人を失って」~飲酒運転撲滅のために~と題する講演を予定している。

本郷由美子さんは大阪教育大学付属池田小学校児童殺傷事件被害者遺族の1人で、精神対話士の資格取得アウトリーチの心の支援を始め現在に至る。井上保孝・郁美夫妻は飲酒運転の根絶を求めて、「危険運転致死傷罪」の新設につながった刑法改正署名運動、飲酒・ひき逃げ事犯の逃げ得を防止する法改正を求める活動などに取り組んでいる。

問い合わせは「いのちのメッセージ展実行委員会千葉の左奈田真理子さん(TEL 080-1172-5569)まで。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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