2015年12月19日 配信

12/19(土)文化ホールで船橋吹奏楽団定期演奏会

船橋市民による手作りのバンドが創立から60周年

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船橋市内でも最古、千葉県内でも最古で全国的にみてもトップクラスの歴史を誇る市民吹奏楽団「船橋吹奏楽団」が創立60周年を迎え、89回目の定期演奏会を船橋市民文化ホール(船橋市本町2-2-5)で12月13日に行った。

この日の演奏会は14時半開場、15時演奏開始。1部では「国内外で音楽界をリードする船吹OBによる指揮で」と題して、同楽団OB指揮による演奏が披露された。

指揮棒を振ったのは、千葉県吹奏楽連盟理事長の新妻寛さん、チェコ・フィルやロシア・フィルでも指揮経験がある武藤英明さん、日本フィル出身で各地の大学で指導も行っている喜多原和人さん。

豊富な経験を持ち、日本を代表して世界各地で活躍する名指揮者の指揮による演奏は会場全体を感動させた。

同楽団のOBで、法田中学校吹奏楽部を押しも押されぬ全国トップのスクールバンドに育て上げた実績を持つ竹下美智男さんは「子どものころから憧れ、目標としてきた名指揮者が揃って指揮棒を振っている。もの凄く贅沢な演奏会です。年を重ねて、より完成した指揮に感動しました」と、興奮した様子で語った。

また、2部では常任指揮者の大塚哲也さんによる指揮で「映画音楽でめぐる60年」と題して映画音楽を披露した。今年30周年を迎える「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が1作目で30年前を、2作目で30年後を主人公が訪れたことと関連付け、同楽団が今後も継続して発展し続けることを象徴するような勢いのある演奏を披露した。

その後も映画音楽の名作を数曲披露し、今年最新作を公開することで世界中で話題に上っている「スター・ウォーズ」のメーンテーマ曲で締めくくった。

定期演奏会を終えて楽団メンバーの一人は、「歴史はお金では買えないので、まずは60年前に船吹を作った箕輪達、そして今に繋いでくれている現会長の船井達に感謝です。作るより続けるが大変、今の団員たちは食い逃げならぬ楽しみ逃げにならないよう、次につなげる責任があると思っています」と、60年の重みを感じながら、次世代への引き継ぎに想いをめぐらせ気を引き締め決意を話してくれた。

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MyFuna編集部

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