2日間限定で予定人数の3倍が試食
船橋小学校(船橋市本町4-17-20)で11月11日と12日、船橋市による学校給食を市民に提供する取り組み「給食レストラン」が行われた。
船橋市では「安全な食材で安心して食べられるおいしい給食」を目指し、各学校で手作りの給食を提供している。市内小中学校の給食は学校ごとにメニューが異なり、地域によって特徴のあるメニューや子供たちの意見を取り入れたメニュー作りなども行っているという。
「船橋市の魅力の一つとして、多くの方に学校給食を知ってもらいたい」と話すのは、船橋市教育委員会保健体育科の三沢さん。
以前から、給食を食べてみたいという市民の声や、学校給食の栄養士から給食の内容を知ってほしいなどの要望があり、今回一般市民向けの「給食レストラン」を実現させた。「市役所内食堂にて期間限定で給食のメニューを提供したことはあるが、実際に学校で給食を提供するのは今回初の試み」とも。
事前に参加者を募り両日とも30人の定員だったが、1日目は51人、2日目は41人の応募があった。できるだけ多くの人に参加してほしいとの思いから、1日目は2部制で対応し、応募者全員が参加することができた。
開催日は、会場である船橋小学校と同じ給食メニューを用意。1日目のメニューは、「鯖のゴマだれ焼き・磯香和え・ご飯・豚汁・みかん・牛乳」、2日目は「ポークカレーライス・ひじきのマリネサラダ・ミルクピーチゼリー・牛乳」。
2日目のメニューのポークカレーライスのお米は、千葉県産ふさこがねを使用。カレールーは、小麦粉とバターで練り上げるところから始めている。栄養士の古川さんが「玉ねぎは1時間ほど炒め、ジャガイモは形を残すために透き通るまでじっくり炒めています」と話すと、参加者は熱心に耳を傾けていた。
孫が食べている給食に興味があって参加したという船橋市丸山在住の70代の夫婦は「普段使っているカレールーはしょっぱいですが、今日のカレーは香りもよくまろやかで本当に美味しかった」と話し、小栗原小学校出身の赤ちゃん連れの参加者は「ひじきの煮物などが苦手な子供が多いけど、こういう洋風なサラダにするととても食べやすい。手作りのドレッシングもとても美味しい」と笑顔で話した。
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