千葉工業大学ロボットチームとうじょう
ロボットと子どもによるPK対決 |
船橋の教育について情報発信するイベント「教育フェスティバル」が10月31日~11月1日、船橋市総合教育センタープラネタリウム館(船橋市東町834、TEL 047-422-7730)で行われた。
同フェスティバルでは総合教育センター内で市内の児童たちによるさまざまな作品の展示や入賞作品への表彰式、プラネタリウムの無料放映のほか、小さい子どもでも参加できるワークショップなどさまざまなイベントが催され、会場には両日併せて3708人が来場した。
今回、新企画として登場したのは千葉工業大学工学部未来ロボティクス学科の学生たち。「CIT Brains」というチームを構成、世界大会である「ロボカップ サッカーヒューマノイドリーグ」キッドサイズ部門にて2014年、2015年と連覇を果たしたチームだ。
ロボカップというのは、ロボットによる4対4でのサッカーをする世界大会。そのロボットは人間が操作するものと違い、ロボット自身が考え行動するというものでCIT Brainsは2006年からその自律型サッカーヒューマノイドの開発を続けている。
今回、会場にて、学生たちが造ったロボットによるサッカーのデモンストレーションが行われた。そのロボットの名は「accelite(アクセライト)」。加速を意味する「アクセル」と軽量化を志す「ライト」を合わせた造語。
アクセライトがボールを認識し、見事ボールを蹴り上げゴールした瞬間、観客からは大きな歓声と拍手が起こり、多くの子どもたちは目を輝かせながらアクセライトの動きを見守っていた。
「誰も作ったことがないものを作っていく難しさと楽しさがあります」と話してくれたのはチームを率いる林原靖男教授。2050年には人間のサッカーワールドチャンピオンとロボットを対戦させるという壮大な計画に向け、日々研究に取り組んでいるという。
チームリーダーである同大学2年生の関遥太さんは「ロボットには無限の可能性が秘められているので、自分を成長させてくれています」とも話す。
アクセライトの制作にかかった費用は、およそ軽自動車1台分になるという。
待ち時間 | ロボット起動中 |
いざ、デモンストレーション | ロボットに集まる子どもたち |
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