10/14(水)船橋港親水公園で9回目の「ふなばし港まつり」
船橋の海の魅力が大集合
船橋港親水公園(船橋市浜町2)と船橋漁港(船橋市湊町3)で10月10日、「第9回御菜浦・三番瀬 ふなばし港まつり」が開催された。
「来て・見て・聴いて・食べて味わう船橋の海」と題する同祭りは、三番瀬の保全と再生促進を目的に、市民に海の魅力を感じてもらおうとするイベント。
第1会場の親水公園では、生きた魚やカニに触れられる「三番瀬水族館」が設けられ、船橋の魚介類、農産品、手作りアートクラフトが販売された。
ステージでは地元の湊町小学校、若松小学校、湊中学校、葛飾中学校の吹奏楽、よさこいチームの競演、ウクレレバンドやこども和太鼓の演奏、三番瀬絵画コンクール表彰式など盛りだくさんの内容で、多くの来場者を楽しませ、焼きホンビノス貝や焼きそば、落花生などを味わいながら公園を散歩する来場者の姿が多くみられた。
第2会場の船橋漁港では、来場者は漁船「太平丸」やヨットに乗って三番瀬や貝殻島を見学するクルージングが行われたほか、魚のさばき方教室やストリートミュージックも催された。
三番瀬絵画コンクールで野鳥の会賞を受賞した伊藤汐里さん(小5)は「水の流れを工夫して描くのが大変だったけど、嬉しい」と話した。海が好きで太平丸に乗った古沢流星君(小3)は「船のスピードが速いのと、沖にある貝殻島が白くきれいなのに驚いた」とコメント。
三番瀬水族館担当の橘右京さんは「子ども達が魚を実際に見て触ると興味が湧き、多くの質問をする。特徴を見せながら答えています」と笑顔で話した。
同祭り実行委員会事務局長の岸本紘男さんは「御菜浦(おさいうら)とは、江戸時代に船橋の三番瀬が将軍家へ御菜(おかず)となる魚を献上していたことにまつわる名前。
船橋周辺の海は豊富な漁場で、現在もスズキ漁獲量が全国一を誇り、海苔の養殖が盛んです。この祭りは、市民に豊かな海を身近に感じてもらうとてもよい機会」と話した。
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