2015年06月28日 配信

6/28(日) 御嶽神社近くにグループホームが開設

地域の人と一緒に生活できる環境を目指して

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 前原東の御嶽神社裏から徒歩5分のところに、グループホーム「ガーデンコート前原東」(船橋市前原東5-42-35)が2月1日にオープンし、4ヵ月が経過した。

 同施設は積水化学工業グループ企業のヘルシーサービス(千葉市美浜区)が運営する認知症対応型共同生活介護のグループホーム。

 認知症高齢者は、家庭的な生活空間で24時間ヘルパーなどの専門職員による支援を受けながら生活をすることができる。

 建物は鉄筋コンクリート造りの2階建て。1階には1部屋当たり7.78平方メートルの部屋が9つ、車椅子対応トイレが3つ、風呂、リビングダイニングとキッチンがあり、2階も同様の作りとなっている。
 カウンターキッチンでは日々の食事準備から片付けまで、ヘルパーを中心に入居者も一緒に参加して行い、時には入居者が自発的に献立も考える機会も設けている。

 同施設の庭では、トマト、きゅうり、枝豆などの野菜や果物、花などを栽培。収穫した野菜や近隣の農家からの頂き物野菜と一緒に、利用者の食事やレクリエーションのバーベキューなどで調理して食べることもあるという。
 「入居されている人が中心となり、自発的で楽しみながら生活していただけるホームを心がけています」と施設長の土居祥泰さん。

 入居者は洗濯、掃除などを自ら行う。また、プロジェクターで映画、歌舞伎、昔の歌謡曲の観賞などに時間を使う。こうして洗濯の手順を考えたり、昔の歌を口ずさむことで昔を思い出したり、様々な思考や行動を行うことが認知症に対して一定の対策になっているという見方もある。

 同施設では2ヶ月に1回、「運営推進会議」を行う。そこでは入居されている家族だけでなく、かかりつけ医、薬剤師や地域を支える自治会長など、利用者に関わる多くの人が参加し、同施設での生活状況を映像や資料で説明している。

 「今後は地域の行事に積極的に参加し、地域の皆様と共に地域を支え合えるホームにしたいと思います」と土居さん。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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