2015年06月27日 配信

6/27(土) アンデルセン公園で新しい企画展「遊びの世界がとまらない!」

親子で楽しめる企画展は8月2日まで

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 ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀町525、TEL 047-457-6661)の子ども美術館で企画展「遊びの世界がとまらない!」が6月27日から行われる。

 
 同企画展は建築家・遠藤幹子さんによるもので、美術館内の展示室1・2で開催。

 展示室1では、ウレタンを使用した展示品を20点展示。ベルギーで開発され、特殊コーティングが施されたウレタン製の展示物は、花や草をモチーフにしたものから、彫刻をモチーフにした黒色のウレタンなどさまざま。

 「子どもに概念を押し付けるのではなく、この展示物に座ったり、寝転んだり、ルールにとらわれずに自由な発想力と想像力を膨らませて欲しい」と、遠藤さんは内覧会で実際の展示物に腰を掛けながら話した。

 室内の壁には大きな段ボールでできた手作りの黒板も設置され、子どもたちがチョークで自由に書くことができるようになっている。書いた絵やメッセージは、原則として消さない予定。展示期間内に何度か来館することで、この壁自体が作品として仕上がっていく様を見学できる。

 展示室2では、いろいろな形をしたウレタンが室内中央に置かれ、積木のように重ねたり、並べたり、ウレタン独特の感触を楽しめるスペースになっている。

 遠藤さんはオランダでの留学経験があり、出産を経て2002年に帰国。「オランダでは親子で楽しめる美術館や公共施設などが多かったが、日本では親子で楽しめる空間があまり無いことに気づかされた」と話す。

 出産を経験したことで、建築家として機能を重視した仕事から、子どもと暮らす生活者としての目線を盛り込み、大人も子ども楽しめる空間作りに意欲的取り組むようになったという。

 「公共空間は、子どもも大人もいろいろな人にとって心居心地の良い場所であるべきです。日本では、親子で楽しいと思って出かけられる場所がなかなか見つからない。親子で創造的な気持ちになって、一緒に学んだりできる場所をもっと増やしたい」とも話す。

 6月28日と7月5日には、遠藤さんとウレタン素材を楽しむ特別ワークショップ「ウレタンくんで『マイ相棒』をつくろう!」も行う。

 同企画展は6月27日から8月2日まで開催。入館料は無料(別途アンデルセン公園への入園料が必要)。

 6月28日と7月5日の特別ワークショップは、10時30分~12時、13時30分~15時の1日2回開催。定員は各回20人、費用は300円。幼児以上が対象となっている。申込みは同美術館にて予約を受け付けている。

 

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MyFuna編集部

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