2015年06月04日 配信

6/4(木) 馬込沢駅前に「丸山旭保育園」が開園

待機児童対策で開園するも、保育士不足問題も深刻

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 馬込沢駅から徒歩1分の場所に保育施設「丸山旭保育園」(船橋市丸山5-33-25)が5月1日、開園した。

 開園したのは社会福祉法人伸和会(船橋市夏見台5-7-13、TEL 047-439-0010)。同法人会はすでに船橋市市内に2つの保育園を運営し、昭和52年に船橋旭保育園、平成16年に田喜野井旭保育園を開園。今年4月には、新しく導入された「認定こども園」の制度により、既存の2園は船橋市内で初となる「こども園」に業態を変更。既存の2園をそれぞれ、「船橋旭こども園」「田喜野井旭こども園」に改名し、今回新設した丸山旭保育園のみを保育園として運営していくこととした。

 「とにかく、待機児童対策です」と3園目開園のきっかけを話すのは、理事長であり同園の園長を務める高橋克文さん。船橋市内全域を対象として場所を探した結果、もともとは木が生い茂る山だったという現在の場所に開園することを決定した。
 
 園舎は敷地550坪に建つ、地下1階、地上2階の3階建て構造の建物。設計を担当したのは、既存2園の設計も手掛けたアーキスタジオゴトー(岐阜県本巣郡)。「木造園舎の建築実績数国内ナンバーワンの建築業者なんですよ」と高橋さん。子どもたちにとって過ごしやすい環境づくりを心がけ、内装にはすべて天然素材を使用しているという。国産のヒノキとスギがふんだんに使われた園舎は、木の香りが漂う。
 
 地下フロアには駐車場と給食室、1階部分の屋外には園庭、園舎には事務室のほか0、1、2歳クラスの教室、テラスには屋根のついた屋外プールが。園舎2階部分には3、4、5歳クラスと一時保育専用ルームを設置している。お遊戯会などを行うホールは、4、5歳クラスの部屋をつなげ、可動収納できるステージを設置すればホールができる仕組みになっており、駅前であり住宅地という立地から、限られたスペースを有効に使う工夫が各所に凝らされている。

 定員は全クラスあわせて80人。待機児童が一番多いとされる0、1歳クラスは、開園と同時に定員に達しているという。「市役所から聞きましたが、0、1歳クラスは、開園前から定員の3倍の数の応募があったようです」と高橋さん。同園では専用部屋で一時保育も受け入れる。

 しかし高橋さんは「待機児童対策もですが、もっと深刻といえるのは、保育士不足です。開園しても、保育士を確保するのが大変なんです」とも話した。

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テラスに設置されたプール  
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木そのものも舎内に クラスと兼用できるホール
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給食は給食室で手作り  

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MyFuna編集部

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