2015年04月15日 配信

4/15(水)行田の公務員体育センター跡に「アトリエプレジュ」

障がい者通所施設に一般利用可のレストランも

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 社会福祉法人の千葉県福祉援護会が運営する障害者通所施設「アトリエプレジュ」(船橋市行田2-15-72)の落成式が、410日に行われた。

船橋市の障害者手帳保持者数は平成25年度現在で21,947人で、毎年増加傾向にある。障がい者のための通所施設は市内に16施設。その中で重度の障がいをもつ人が行ける通所施設は、市が運営している身体障がい者福祉作業所「太陽」(二和向台)のみだが、同所はすでに定員がいっぱいの状況だ。そこで、船橋市からの公募により、同法人が通所施設を開設することになった。

 

 同法人は30年前、船橋市に初めて身体障害者療護施設「誠光園」を開設。その後、障害福祉サービス事業所や障がい者が高齢になっても生活できる特別養護老人ホーム、肢体不自由児も利用できる保育園等の運営も行っている。同施設は今までのノウハウと現在同法人を利用している利用者とその家族の声を取り入れた施設となり、416日から運用を開始する。

 

「プレジュ」とはデンマーク語で「介護」を意味する「preje(プラーユ)」から引用。アトリエ(工房)とプレジュ(介護)を施設名称とした。同施設の利用対象者は、船橋特別支援学校の卒業生を主に対象とし、重度の重複した肢体不自由者。

 150人の障がい者が利用可能で、ケアスタッフ、看護師、理学療法士、管理栄養士など23人のスタッフが利用者の支援を行う。1階には169.71平方メートルの作業所と208平方メートルのレストラン「Dining Restaurant NORMA(ノーマ)」、身体障害者用トイレが3つ設置されている。

 

Dining Restaurant NORMA」とは福祉の先進都市のひとつであるデンマークにあるレストラン「NOMA」に同法人のブランド名「Rosen」の頭文字「R」とノーマライゼーション(障害者や高齢者が他の人と等しく生きる社会の実現を目指す考え方)を組み合わせて命名。同レストランは、利用者だけでなく、家族や一般の人も利用でき、障がい者が地域の人と交流できる場となる。

 

「障害を持っていても、作業を通して生き甲斐を見つけてもらえるよう、利用者や家族と意見を出し合いながら一緒に作っていきたい」と同法人理事長の武石直人さん。食形態も障害の状態によってきざみ食、ペースト食などと変えることができる。店長の大島良夫さん「利用者さん、そして地域のみなさんが毎日行きたくなるようなレストランを目指します」と話す。

2階には49.50平方メートルの浴室と98.34平方メートルの作業室、身体障害者用トイレ2つ、おむつ交換室、相談室兼リラックスルームを設置。トイレは1階、2階とも左右対称の造りで左右どちらの障がいにも対応可能。

 

浴室には車椅子型、寝台ストレッチャー型の浴槽と自立型のバスタブを用意。プライバシーを守るよう浴室内にカーテンも設置。「利用者やその家族が楽しく、また職員もいきいきと働ける施設にしたい」と話すのは、施設長の小形隆幸さん。

 

同施設は開設されたのは国家公務員体育センター跡地。同地にはほかにも多くの施設を開設する予定。「防災と福祉の街」をテーマに、船橋市防災備蓄センター(船橋市)、認可保育園の「(仮称)行田2丁目保育園」(社会福祉法人南生会)、児童発達支援センターの「(仮称)さざんかキッズ」(社会福祉法人さざんか会)、母子生活支援施設の「(仮称)行田母子ホーム」(千葉ベタニヤホーム)が平成28年に向けて順次開設予定となっている。

 

 松戸徹船橋市長は「障がい者とその家族が、地域と一緒に生活できる環境を目指して、今後も福祉計画をしっかりと立てていきたいと思う」と話した。

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